この記事では、名探偵コナン劇場版『純黒のナイトメア』がひどいと言われる理由や、面白いと言われる評判などについて解説していきます。
金曜ロードショーでは『ブラッククロージング』と称して、過去の作品の中から黒ずくめの組織が登場する2作品が放送されています。
初回の『天国へのカウントダウン』に続いて、9月22日には『純黒のナイトメア』が放送予定です。
『純黒のナイトメア)』は、黒の組織のNo.2ラムの側近であるキュラソーの登場や、赤井秀一と安室透の共闘など、コナンファンにはたまらない要素が詰まっている作品となっています。
しかし、実際に見た人の評判を調べると、
「内容がひどい…」
「ストーリーが頭に入ってこない…」
などの、悪い評判も見受けられます。
そこで今回は、『純黒のナイトメア』がひどいと言われる理由や、逆に面白いという評判についても調査してみました。
もくじ
純黒のナイトメアがひどいと言われる理由は?
明日の金曜ロードショーは純黒の悪夢ワクワクo(^o^)o
人気キャラ大集結!#名探偵コナン#純黒の悪夢 pic.twitter.com/eVuVWSVejR— はせたん (@hasse254) September 21, 2023
警視庁に潜入しNOCリスト(世界中のスパイリスト)を盗み出した謎の人物。
FBIの赤井秀一と公安の安室透に追い詰められた犯人は海へと落下してしまいます。
落下や爆発の衝撃で記憶を失った犯人。
その正体は、黒の組織の幹部であり、ラムの側近でもあるキュラソーという人物でした。
少年探偵団たちとの交流のなかで、人間らしさを取り戻していくキュラソー。
キュラソーの奪還を目論む黒の組織と、FBI・公安との闘いが繰り広げられます。
以上が『純黒のナイトメア』のあらすじです。
黒の組織の重要人物であるキュラソーや、コナン作中の主要組織である黒の組織やFBI・公安など、見どころが満載の作品となっています。
そんな『純黒のナイトメア』がひどいと言われる理由について、解説していきます。
アクション重視で犯人がいない
キュラソーが少年探偵団を助けるシーンや、赤井・安室vs黒の組織のシーンなど、劇場版屈指のアクションシーンが満載なのが『純黒のナイトメア』の魅力の一つです。
その反面、コナン作品恒例の殺人事件がなく、推理などが非常に少ない点が、ファンをがっかりさせているポイントとも言えます。
このような特徴から、『純黒のナイトメア』では、コナンが主役というよりも、キュラソーや赤井・安室にスポットを当てている印象が否めません。
従来の推理モノとしての名探偵コナンを楽しみたい方にとっては、物足りない作品となっているのかもしれません。
原作の内容を知らないと楽しめない
先述したように、『純黒のナイトメア』では黒の組織vsFBI・公安がストーリーの中心となっています。
コナンの劇場版は、原作を読んでいなくても楽しめる構成なのが、これまでの作品の魅力でした。
劇場版の中には、サブキャラクターをメインにした作品が多数存在します。
そのため、ある程度の前知識がないと、存分に楽しめない作品があるのも事実と言えるでしょう。
第18作 『異次元の狙撃手(スナイパー)』
第20作 『純黒の悪夢(ナイトメア)』
第22作 『ゼロの執行人』
第24作 『緋色の弾丸』
第26作 『黒鉄の魚影(サブマリン)』
2014年以降、赤井や安室、黒の組織をメインとする作品が多数公開されています。
これらの作品ですが、赤井や安室の過去に触れていたり、黒の組織のメンバーが多数登場したりするため、原作を読んでいることが前提の作品と言っても過言ではありません。
『純黒のナイトメア』も同様で、劇場版だけを単発で観たことで、ストーリーについて行けず置いてけぼりにされたと感じた方もいたのではないでしょうか?
ラムについての深堀りがない
黒の組織のNo2であるラムの腹心。
これがキュラソーの立ち位置であり、作品を観たファンにとって最も気になるポイントでした。
作中の中盤で、ラムとキュラソーの関係については語られることになります。
この段階でラムは声のみの登場。
後半にラム本人が登場することを期待した方も多いのではないでしょうか?
しかし、その後のストーリーでラムについて追加で深堀りされることはなく、エンディングを迎えてしまったのです。
原作を読んでいる方にとっては、残念なポイントだったはずです。
純黒のナイトメアの犯人は誰?
毎回コナンの映画では、犯人が存在します。
ほとんどのコナンの映画進行のパターンだと、事件が発生し、その犯人の推理を行うのがほとんどです。
黒の組織が絡んでいる場合、裏で組織が動いている内容と同時進行で話が進んでいきます。
しかし、純黒のナイトメアは、一般的な事件が起こらず、組織の中だけのストーリーとなっているので、ネットでは、「犯人がいない!」
と話題になっています。
純黒のナイトメアの犯人は、警察からNOCリストを持ち出そうとしたキュラソーになります。
純黒のナイトメア面白い?
劇場版名探偵コナン「純黒の悪夢(ナイトメア)」#アニメ#名探偵コナン#劇場版名探偵コナン#アニメ好きと繋がりたい pic.twitter.com/ht10lgmQ0O
— 虹ヶ丘ましろ(キュアプリズム) (@TXQ2Jc1ocV882jK) September 22, 2023
ここまで『純黒のナイトメア』がひどいと言われる理由について紹介してきました。
ですが、悪い評判がある反面、コナン劇場版の中で『純黒のナイトメア』を推すファンも多数存在します。
『純黒のナイトメア』が面白いと言われる理由についても見ていきましょう。
アクションシーンに興奮!
迫力のアクションシーンが最大の魅力である『純黒のナイトメア』。
劇場版屈指の迫力あるシーンや、各登場キャラの見どころ満載のアクションシーンが目白押しとなっています。
特に注目してほしいのは、以下のシーンです。
- キュラソー・赤井・安室のカーチェイス
- 落下する元太を助けるキュラソー
- コナンの花火ボールからの、赤井の狙撃
劇場版オリジナルキャラクターであるキュラソー。
黒の組織内でも1、2を争う、高い身体能力を有しているのがキュラソーです。
そんなキュラソーの、オープニングでのドライブテクニックや、少年探偵団を助けるための体を張ったアクションを楽しむことができます。
また、赤井・安室ファンなら興奮間違いなしのシーンも、随所にちりばめられているのも魅力の一つです。
ぜひ、作品を観て確認してみてください!
キュラソーの心情の変化
序盤で登場したキュラソーは、凶暴性の高い冷徹なキャラクターとして描かれていました。
その後、記憶を失い少年探偵団たちと交流していく中で、人間らしい優しさを得ていくことに。
ラストシーンでは、命を懸けて少年探偵団を危機から救い出します。
キュラソーの心情の変化に、涙した方も多いのではないでしょうか?
赤井ファンにイチオシ!
コナンに登場するキャラクターの中で、屈指の人気を誇る赤井と安室。
『純黒のナイトメア』では、そんな2人の共闘や活躍を、思う存分楽しむことができます。
特に、ラスト間際での赤井の狙撃シーンは圧巻の一言です。
赤井さん・安室さんファンの方には、ぜひとも観てもらいたい作品です!
純黒のナイトメアの評価を紹介!
来週は純黒の悪夢!!
楽しみ〜☺️✨ pic.twitter.com/I6O0x7hb71— Ruby♡ (@Ruby07097310) September 15, 2023
『純黒のナイトメア』がひどいと言われる理由、面白いと言われる理由について紹介してきました。
賛否が大きく別れていることからもわかるように、コナン劇場版の中でも異色の作品と言えるでしょう。
実際に見た人の感想なども気になるところです。
ネット上に上がっている、口コミや評判についても見ていきましょう。
推理が少なくて物足りない
犯人がわかっててほぼ推理はないから、
推理見たい派からするとちょっと物足りないかな…
コナン作品を多く見てきた人ほど、定番の推理を期待するのは当然と言えるでしょう。
アクションがメインとなっている『純黒のナイトメア』。
別の映画と思われても不思議ではありません。
劇場版ならではの大掛かりなトリックや本格推理を期待していた方にとっては、物足りなさを感じてしまうようです。
キャラクターを知らないと楽しめない
初期のコナンしか見てないから、
知らないキャラクターばかりで楽しめなかった。
赤井や安室など、最近のコナン作中でキーパーソンとなっているキャラクターたち。
『純黒のナイトメア』では、オープニングから登場しています。
劇場版は観るけど原作は追っていない方にとっては、唐突過ぎる登場だったかもしれません。
- 赤井と安室の確執
- 安室が黒の組織に潜入している
- 赤井や安室の能力
これらの情報を知っていないと、
「この場面、どういうこと…?」
となってしまうシーンが、『純黒のナイトメア』では多数盛り込まれていました。
アクションシーンが圧巻!
スリル満載のカーチェイス、キュラソーのダイナミックな元太救出シーン、
赤井と安室のアクロバットな格闘シーン、ヘリからのガトリングガン乱射、
ドキドキが止まらないです!
数々のアクションシーンに興奮したという意見は多数見受けられました。
手に汗握るシーンが多く、物語にスピード感があるのも『純黒のナイトメア』の魅力の一つと言えます。
アクション好きでも十分に楽しめる作品になっていますよ!
キュラソーの活躍が印象的
キュラソーのキャラがとてもいいし、
これからも活躍してほしかった。
少年探偵団との交流で変わっていく姿や、悲しいラストなど、非常に魅力的に描かれていたキュラソー。
キュラソーについては高評価が多かった印象です。
劇場版単発での退場を惜しむ声が、多数挙がっていました。
まとめ:純黒のナイトメアがひどいと言われる理由
純黒のナイトメアでキュラソー奪還のために赤井とバーボンが戦うところかっこいい😍😍
そのあとの赤井がローターの結合部を狙って「落ちろ」っていうのもかっこいい😍😍 pic.twitter.com/qlVUX4qbEf— 探偵平次@コナクラ ゼロの執行人 (@sf3_ehu) May 12, 2017
名探偵コナン劇場版『純黒のナイトメア』がひどいと言われる理由や、面白いと言われる評判などについて解説していきました!
アクションシーンがメインで推理が少なかったり、原作を読んでいないと人間関係がわからなかったりと、ひどいと言われる理由も実際に存在しました。
ですが、少年探偵団との交流で変わっていくキュラソーや、赤井や安室の共闘、迫力のアクションシーンなど、『純黒のナイトメア』は魅力たっぷりの作品となっています。
今回紹介してきた見どころ以外にも、
- 黒の組織がNOCを追い詰めるシーン
- 目暮警部が公安に協力を申し出るシーン
など、注目してほしいシーンがまだまだ盛りだくさんです。