何の変哲もない普通の家のはずなのに、何かがおかしい…
家の間取りという観点を中心に、謎が謎を呼ぶ展開が描かれていることで話題の「変な家」
話題になっている小説や漫画版に続いて、2024年3月15日には実写化の映画が公開されることが決定しています。
本記事では、変な家のネタバレを家系図とともに解説していきます!
- 犯人の正体を家系図とともに解説
- 左手供養とは?
- 喜江の正体とは?
- あらすじを1話ずつ解説
※ここからはネタバレが含まれています。
もくじ
変な家ネタバレを家系図で解説!
物語中で重要な役割を果たしているのが、「片淵家」という不気味な一族です。
前半では、とある一軒家の間取りから、禍々しい「殺人部屋」の謎を紐どくストーリーが展開。
その後、片淵家の古くからのしきたりである「左手供養」の真相に追っていきます。
一族の秘密や裏切り、犯人の正体など、後半では様々な驚愕の真実が明らかになっていきます。
変な家のあらすじ
オカルト専門のフリーライターが本作の主人公です。
一軒家の購入を考えているという知人の柳岡(やなおか)から、主人公がとある相談を受けることになります。
閑静な住宅街にあり、周辺には自然も多く、内装も開放的。
申し分のない物件を見つけた柳岡ですが、間取りに奇妙な違和感を覚えます。
オカルト専門というだけで相談された主人公は、間取り図の見方などわかりません。
そこで主人公が相談を持ち掛けたのが、知人の設計士・栗原(くりはら)です。
栗原とともに間取りの謎を追っていく中で、殺人部屋や謎の空間、片淵家の奇妙なしきたりなど、禍々しい真実が明らかになっていきます。
犯人の正体を家系図で解説
結論からお伝えすると、柚希の夫・宮江恭一を殺害した犯人はいません。
恭一は殺害されたのではなく、死因は「孤独死」だったのです。
片淵家のしきたり「左手供養」に見せかけるために、慶太が恭一の遺体を切断したというのが真相でした。
また、片淵柚希の従妹であるようちゃん(洋一)を殺害した犯人は、柚希の父親でした。
柚希の母・喜江が分家の血筋であることが発覚。
「左手供養」の殺害ターゲットとなるのは、分家の人間です。
近い将来、分家の血を引く柚希や綾乃に危害が及ぶことを恐れた父親が、洋一を殺害したのです。
変な家ネタバレ「左手供養」がすべての元凶?
片淵家の呪われたしきたり「左手供養」が、物語の中核を担っています。
左手供養を簡単に説明すると、
左手のない子供が生まれた際に、その子供が10歳になった年に分家の人間を殺害させ、左手を切り取り奉納させるというものです。
その後、子供が13歳になるまで、年に一度の殺人を行わなければいけません。
変な家ネタバレ黒幕の正体は喜江?
「変な家」の作中において、喜江が黒幕である証拠は描かれていません。
左手供養のしきたりによって、惨憺たる人生を過ごしてきたのが喜江です。
作中に散りばめられた描写からも、喜江が左手供養を恨んでいることは間違いないでしょう。
決定的な証拠はありませんが、喜江が何かしらの秘密を握っていることを匂わせたまま、物語は終わりを迎えます。
設計士の栗原が述べた、喜江が黒幕であり本家と繋がっていた可能性を匂わせる根拠を紹介しておきます。
- かつて、喜江の祖母である弥生の子供が「左手供養」の犠牲になり、「片淵本家を殺せ」という呪いをかけたのではないか
- 喜江が蘭鏡について語った際に「ある方法で蘭鏡のことを調べたんです」と言っていた
- 宗一郎が書いた「左手供養」の五か条の紙を持っていた
- 喜江に相談した翌日に、美咲が監禁された
- 埼玉から遠く離れた土地に住む重治が、埼玉の地方新聞に載った宮江恭一の記事を知ることができた
変な家ネタバレ結末までのあらすじを紹介!
漫画版「変な家」のあらすじを1話ずつ紹介します。
2024年2月時点で、漫画版の掲載は11話までです。
最新話以降のあらすじや結末についても、小説をもとに解説していきます。
変な家ネタバレ1話
オカルト専門のフリーライターである主人公が、東京都内にある一軒家の購入を検討している知人から、とある助言を求められます。
間取り図を見ると、台所とリビングの間に謎の空間があり、知人はその理由が知りたいと言います。
間取り図の読み方がわからない主人公は、知人の設計士・栗原に相談することにしました。
主人公から間取り図を受け取った栗原が、謎の空間についての考察を述べていきます。
謎の空間は意図的に作られたものだと言う栗原。
また、2階の子供部屋に関して、以下の点を指摘します。
- 子供部屋の入口が2重扉になっている
- 窓が1つもない
- 備え付けのトイレがある
まるで独房のような作りから、
栗原は、子供を誰にも見せずに監禁していたのではないか…?と推測しました。
変な家ネタバレ2話
主人公が間取りについて、あることに気付きます。
1階と2階の間取りを重ねると、謎の空間が子供部屋と浴室を橋渡ししているように、ぴったりと重なるのです。
このことから主人公は、1階の謎の空間は「通路」で、監禁されている子供を入浴させるために利用していたと推測します。
主人公の推理を聞いた栗原が、ある仮説を思いつきました。
- 1階の寝室は、家に招いた客を泊めるためにある
- 酔わせた客を風呂に入れさせ、そのタイミングで子供が隠し通路を通って浴室に侵入
- 子供が入浴中の客の背中に刃物を突き立てる
- 子供部屋の左側の棚は、1階の物置に通じている
- 浴室→子供部屋→物置→車庫という「死体処理」のためのルートになっている
これらの手順を踏むことで、外から一切見られることなく、殺人を実行できると栗原が推理を述べます。
後日、この恐るべき仮説を、主人公は知人の柳岡に報告するため連絡をすることに…
すると柳岡の口から、この家の購入をやめたことを聞かされます。
理由を尋ねると、
「この家の近くの雑木林で、バラバラ死体が見つかった…」
という驚きの事実を聞くことになります。
変な家ネタバレ3話
「その変な家を題材に書きましょうよ!」
編集者の一言から、主人公は「変な家」についての記事を書くことになります。
記事の公開後、宮江柚希と名乗る女性から、
「あの家について、心当たりがある」
とのメールが主人公のもとに届きます。
実際に宮江柚希と会うことになった主人公。
柚希は埼玉県在住の会社員で、
「あの家の住人に夫が殺されたかもしれないんです…」
という、驚愕の告白をします。
柚希によると、3年前の9月に、
「知り合いの家に行ってくる」
と言い残して家を出た夫・宮江恭一が、そのまま行方不明になったと言うのです。
数か月前、埼玉県内の山中で遺体が発見される事件が発生。
その遺体の身元が、恭一のものであることが判明します。
不可解なことに、遺体の左手だけがなかったのです。
なんとか情報を得ようと、新聞やネットを漁っていたところ、主人公の記事を見つけたと言います。
東京の件の家が建てられた時期は、1年前の春ごろでした。
そこで柚希は、埼玉県内に同じような間取りの家があるのではないかと推測。
不動産情報を片っ端から調べたところ、
- 窓のない子供部屋
- 子供部屋に備え付けのトイレ
という共通点のある家を発見します。
また、この家の脱衣所の隣には小部屋があり、子供部屋の真下に位置しています。
この家が売りに出されたのが2018年の3月で、東京の家が建てられた時期と一致していました。
不動産屋に問い合わせたところ、この家は数か月前に全焼していたそうです。
変な家ネタバレ4話
あらためて、宮江恭一の事件について検索する主人公。
東京でのバラバラ事件のように、遺体がバラバラになっていない点が引っ掛かります。
また、埼玉の家には車庫がないことから、「遺体処理のためのルート」がない点も異なっています。
翌朝、電話の音で目を覚ました主人公。
栗原に呼び出しを受けた主人公は、世田谷区梅丘にある栗原の住むアパートへと向かいます。
話題は埼玉の家の間取りについてです。
用途のわからない三角形の部屋…
リビングに隣接する部屋が、増設された部屋であると栗原が言います。
また、三角形の部屋は庭に増設されていますが、庭の一部はそのまま残されています。
扉もなく、出入りもできない庭を残したのはなぜか…?
建物を建てる際に行う「杭打ち」ができなかったためと栗原は推察。
間取り図には記載されていない、地下室があったのではないか?
という推理に辿り着きます…
変な家ネタバレ5話
主人公が疑問に思っていた「車庫」について栗原が言及します。
車による「死体処理ルート」を確保できないため、死体を地下室に隠していたのではと栗原が言います。
さらに、東京の家と埼玉の家の違いについて比較。
- 東京の家には窓がこれでもかという数があったのに対して、埼玉の家は窓が極端に少ない
- 子供部屋の扉が、東京は2重扉、埼玉の家は1枚しかない
- 夫婦の寝室のベッドが、東京はダブルベッド、埼玉の家はシングルベッドが2つになっている
栗原の助言もあり、主人公は東京の家を見に行くことに。
売家になっている東京の家を観察していると、隣家の住人が話しかけます。
住人に話を聞くと、この家には以前「片淵」という一家が住んでいたとのことです。
片淵一家は、夫婦と「ひろと」という幼い男の子の3人暮らしだったそうです。
また、隣人の夫が真夜中、隣の家の窓の前に
「見たことのない小学校高学年くらいの青白い顔の男の子が立っていた」
という出来事があったそうです。
1歳くらいの幼い「ひろと」と、見たことのない男の子…
片淵家には、2人の子供がいたのでしょうか?
変な家ネタバレ6話
東京の家で得た情報を、栗原に伝えます。
話を聞き終えた栗原が、片淵家に関する事実を時系列に整理します。
2016年 埼玉の家が建てられる
2017年 「ひろと」が生まれる
2018年 片淵家が東京に引っ越す
これらの事実から、ひろとが生まれたことを理由に、片淵家は引っ越したのだと推測。
三角形の部屋は、ひろとのために増設したのだと栗原は言います。
さらに、閉じ込められた少年Aとひろとの扱いの違いから、少年Aは夫婦の実子ではなかったのでは?と栗原が推理します。
三角形の部屋の謎を紐といていくと、片淵家の恐ろしい二面性が垣間見えるのです…
ひろとが過ごすリビングや寝室には窓がたくさんあり、光を存分に浴びながら育てられます。
対して、少年Aが監禁される部屋や浴室には窓がなく、誰にも見られない「闇」が存在しているのです。
東京の家の二重扉の目的は、「光」と「闇」を隔てるため…
つまり、少年Aとひろとを会わせないための装置だったのです。
2つの家のベッドの違いについても、栗原が推理を述べます。
埼玉の家においてダブルベッドは夫婦で使用していたのではなく、ひろとと母親が寝ていたと言うのです。
少年Aがひろとに危害を加えないよう、母親がひろとと過ごしながら、少年Aの部屋を監視。
父親は1階で、家全体を見張っていたと結論付けます。
変な家ネタバレ7話
この日、主人公は柚希と会う約束をしていました。
柚希と対面した直後、栗原からの連絡が入ります。
栗原からのメールには、
「宮江恭一には結婚歴がない」
という驚愕の事実が記載されていました!
動揺を隠しつつ、栗原の推理を主人公が説明します。
一通りの説明を終えた後、柚希と宮江恭一の本当の関係を尋ねる主人公。
騙していたことを謝る柚希の口から、
「私は片淵綾乃の妹です!」
という告白を聞くことになります。
柚希が10歳の頃に突然、綾乃が失踪。
両親に尋ねても、姉については一切教えてくれなかったそうです。
年を重ね社会人になった柚希の元に、2016年10月に突如、綾乃からの手紙が届きます。
その後は電話でのやり取りなどはあっても、実際に会うことはできなかったそうです。
それから数年が経ち、片淵家が東京に引っ越したタイミングで、柚希が東京の家に招かれることになります。
変な家ネタバレ8話
13年ぶりに姉との再会を果たした柚希。
綾乃は「慶太」という男性と結婚していて、穏やかで優しそうな男性だったと言います。
息子の「ひろと」も可愛げのある子で、柚希の目には理想的な家庭にしか見えませんでした。
しかし、姉の家で過ごす中で、いくつか奇妙に思う点があったそうです。
新築にもかかわらず「階段を修理しているから2階には上がれない」と言われたり、
姉夫婦が何かに怯えているような様子があったと言います。
その2か月後、再び綾乃と音信不通になってしまったとのことでした。
心配になり東京の家に柚希が向かうと、隣人から片淵一家が引っ越したことを聞かされます。
母親や不動産屋に訊いても、姉に関する情報は一切得ることができなかった柚希は、かつての姉からの手紙から埼玉の家を特定。
藁にも縋る思いで向かったものの、更地になってしまった後でした。
そんな絶望の中で主人公の記事が目に留まったと、柚希が経緯を説明しました。
無関係な他人の話では聞いてもらえないとの危惧から、宮江恭一の妻を名乗ったと柚希が謝罪します。
幼少期の綾乃の失踪前に何か異変はなかったかと、主人公が尋ねます。
すると柚希の口からは、姉の失踪の1週間前に祖父の家に行ったことを思い出します。
ここで栗原からの連絡が入ったため、柚希とともに栗原の元へ向かうことにしました。
栗原と合流したところで、柚希が2006年8月に祖父の家を訪ねた際のことを話し始めます。
「そこで従弟が事故で亡くなったんです…」
変な家ネタバレ9話
柚希の祖父の家は、山の中腹を切り拓いた広い敷地にぽつんと建っていました。
周辺にペンションなどはありますが、住んでいる人はほとんどいなかったそうです。
その家が不気味であったため、柚希は基本的に行きたくはなかったと言います。
その家は左右対称の作りで、入口から真っすぐに暗い通路が伸びていて、突き当りには大きな仏壇があったそうです。
祖父の家庭は4人家族で、
- 祖父の重治
- 祖母の文乃
- 伯母の美咲
- 美咲の息子のようちゃん(洋一)
が住んでいたと言います。
ようちゃんの父・公彦は半年前に病気で亡くなっており、この時、伯母の美咲は身籠っていたそうです。
ここで栗原が、その家に違和感がなかったかと尋ねます。
柚希いわく、この家には和室が何室もあるが、複数の部屋に窓がなかったことを説明。
そこでふと、一カ所だけ開かない襖があったことを思い出します。
ここで柚希が、この家の成り立ちを説明します。
昭和の初め頃に建てられたこの家は、もともとはお屋敷の一部だったとのこと。
片淵家は戦前、複数の事業で財を築き、大きな屋敷で使用人を何人も雇うほどだったそうです。
ところが、ある代の当主が事業を手放し、年月を経て屋敷の大部分は取り壊されていきます。
その後、唯一残された離れ座敷を改築して、片淵家が細々と暮らしてきました。
また、この当主が妙な宗教にはまっていたらしく、家が左右対称なのも宗教の教えから来ているのだそうです。
当主の奥さんは早くに亡くなったらしく、この家は奥さんを供養するために改築されたと柚希は考えています。
屋敷の突き当りにある仏壇は奥さんを祀ったもので、廊下の横幅とぴったりに作られており、少しの隙間もなく収まっていました。
仏壇の中には、見たことのない仏具と曼荼羅模様の大きな絵が飾ってあり、それが不気味で怖かったと、柚希が当時の心境を説明します。
また、柚希の従兄弟のようちゃんは、この仏壇の前で亡くなっていました。
仏壇からの転落死として片付けられますが、柚希は当時から納得していませんでした。
子供が上るには仏壇のサイズが大きかったことに加え、ようちゃんは仏壇を普段から怖がっていて、近寄らないようにしていたためです。
伯母の美咲が、警察に現場検証をしてもらおうと提案したそうですが、周りから反対されたため警察を呼ぶことはしなかったそうです。
「家族みんなが何かを隠そうとしている雰囲気を感じた…」
柚希が語ります。
変な家ネタバレ10話
ようちゃんが亡くなる前日、柚希たちはみんなで叔父の公彦の墓参りに行き、その後、家に戻ってきたのは夕方頃でした。
夕食後、みんなそれぞれが順番に風呂に入り、柚希と綾乃、ようちゃんの3人はゲームをしていたと言います。
9時頃にはみなが就寝しますが、柚希はなかなか寝付けず、朝方の4時頃まで起きていたそうです。
その後午前5時頃に、ようちゃんの死体が発見されることになります。
ここまでの説明を終え、片淵家の異常性を紐どいてくなかで、柚希が実家、つまり「ようちゃんが殺された家」に出向くことを決心します。
柚希の実家訪問には主人公もついて行くことになりますが、栗原は何かと理由をつけて同行はしないことになりました。
山奥に佇む左右対称の家に到着した柚希と主人公。
その異様な外観に、主人公は息を呑みます。
インターホンを鳴らしますが、家の中からは何の物音もしません。
本来であれば、柚希の祖父母が家にはいるはずです。
そこで柚希が入口のドアノブに手を掛けると、鍵は閉まっていませんでした。
「もしかすると、どこかの部屋で倒れているかもしれません…」
二人は恐る恐る、家へと踏み込みました。
変な家ネタバレ11話
事前に聞いていた通り、入口から奥へと伸びる通路は薄暗く、何かを吞み込もうとする威圧感があります。
壁にあるスイッチを切り替えても、電気は点灯しません。
スマホのライトを頼りに、物置、トイレ、台所、浴室と順番に見て回ります。
どの部屋を見ても、直近まで人がいたような雰囲気はありませんが、生活感はあるため引っ越したわけではなさそうです。
そして2人が仏壇の前へと向かい、仏壇に手を掛けようとした瞬間、突然電話の着信音がけたたましく鳴り響きます。
音源は主人公のスマホで、相手は栗原でした。
間取りをあらためて確認しつつ、栗原が推理を述べていきます。
ようちゃんが亡くなっていた仏壇に向かうには、柚希たちが寝ている部屋を通る必要がありました。
しかし、午前4時までは柚希が起きていたため、死亡推定時刻は4時から5時の間ということになります。
そこで主人公が、ようちゃんの死体発見当時について柚希が言っていた、
「体に触れるとひんやりと冷たかった」
という言葉を思い出します。
人間の身体は死後2時間ほどは温もりが残るそうです。
仮にようちゃんが死亡したのが4時から5時の間であれば、発見当時のようちゃんの身体には温もりが残っていたはずです。
しかし、5時段階でのようちゃんの身体は完全に冷えきっていました。
つまり、ようちゃんが死亡したのは2時間以上前、午前3時以前ということになるのです。
ここで栗原が、ようちゃんが実際に死亡したのは寝室で、4時以降に仏壇の前に運ばれたのではないかと推理します。
わざわざ死体を仏壇の前まで運んだ理由とは…?
犯人が死因を偽装するため、つまり殺人事件だと栗原は断言します。
変な家ネタバレ結末まで
ここまで漫画版「変な家」の内容を紹介してきました。
漫画版は現在も連載が続いており、完結はしていません。
小説版をもとに、結末までの内容や犯人の正体などを紹介しておきます。
- 片淵家の仏壇には扉があり、奥には監禁部屋や他の部屋へと通じる隠し通路がある
- ようちゃんは隠し通路で殺害され、仏壇の扉から発見場所まで運ばれた
- ようちゃんを殺害したのは、柚希の父親
- 綾乃はこの屋敷で、殺人の洗脳をされていた
- 屋敷の謎を知られないために、伯母の美咲以外はみな警察を呼ばないよう結束していた
- 柚希の父・母(喜江)・綾乃の3人は、片淵家の因習「左手供養」について柚希には話さないと決めていた
- 片淵家を最も隆盛させた当主・嘉永の下の代で、片淵家の分家が発生する
- 「左手供養」は、分家の当主・清吉の第三婦人・志津子の妹である呪術師の蘭鏡が仕組んだ
- 美咲が身籠っていた子供(桃弥)に左手がないことがわかり、80年ぶりに「左手供養」が再開されることになった
- 喜江が分家の血筋であることが偶然わかり、家族を守るために、柚希の父は本家の血筋であるようちゃんを殺害した
- 左手のない子供には、親族の中で年の近い後見役をつけるしきたりがあり、柚希が条件に当てはまったが、姉である綾乃を後見役として片淵家に行かせることにした
- 綾乃と慶太の新居で、桃弥の「左手供養」を行うことになった
- 殺人を犯さずに「左手供養」を終えることを画策した慶太が、自宅で自然死していた宮江恭一の遺体を利用した
- 遺体の改竄がバレたため、綾乃・ひろと・桃弥を守るために、慶太は重治と甥の清次を殺害した
まとめ:変な家ネタバレを家系図付きで解説!
「変な家」のネタバレを家系図とともに解説してきました。
「変な家」は、奇妙な間取りから導き出された、禍々しい「殺人部屋」や「左手供養」などのが描かれたミステリー作品です。。
背筋が凍るようなストーリーが怒涛の如く展開されるため、一気読みした読者も多いようです。
2024年の3月には劇場版が公開されることも決定しています。
「変な家」は、ラストに明かされる驚愕の事実はもちろん、片淵家の各キャラクターの心情を深読みさせるような仕組みも魅力の一つです。
結末を知った後で再度見返すことで、気付けなかった伏線やキャラクターの背景をさらに楽しむことができます。
漫画・小説・映画の中からお好きな方法を選んで、「変な家」を楽しんでみてください!