コナンを幼児化させた薬を開発したシェリー。
姉の宮野明美をジンに殺害されたことがきっかけになって組織から抜け出そううと、
APTX4869を服用し、副作用からか、シェリーも幼児化してしまい、黒の組織から抜け出すことに成功。
現在は阿笠博士の親戚として、一緒に住んでいます。
灰原哀について、改めて簡単に紹介していきましょう。
- 元黒の組織の一員で、コードネームはシェリー
- コナンを幼児化させたAPTX4869の開発者
- コナンと同じAPTX4869を飲み、灰原哀自身も幼児化している。
- 現状、黒ずくめの組織で灰原哀の正体を知っているのは、現状ではベルモットだけ
このように、灰原哀の正体は、コナン側の一部の人間とベルモットにしかバレていません。
黒ずくめの組織に関しては、幹部であったピスコにも正体がバレていましたが、ピスコの失態により、その正体を組織側の人間に話す前に、ジンの手で殺害されていますので、結果的に組織にはバレませんでした。
コナンたちは仲間だからバレるのもわかるんだけど、ベルモットは灰原哀がシェリーだっていつ気づいたの?
灰原自身も、黒の組織に命を狙われていることはわかっており、極力、黒ずくめの組織への接触を避け、正体がバレないように細心の注意をはらっています。
それなのに、ベルモットにバレたのはなぜ?
そして、いつベルモットにバレたのでしょうか?
また、黒ずくめの組織もAPTX4869の開発者ということで、シェリーを探しているのですが、ベルモットは組織に灰原哀の正体を明かさず、独自で命を狙い、組織とは別の殺す理由があるのでは?
と思わせるような行動をしています。
ベルモットの目的とは…?
今回は、ベルモットと灰原(シェリー)との関係は?
殺す理由や正体がバレたのはいつなのか紹介していきます。
もくじ
ベルモットと灰原(シェリー)との関係は?
ベルモットとシェリー、2人は敵対関係であり、シェリーが黒ずくめの組織から逃げている状況が続いています。
黒のずくめ組織の中で異状に、シェリーの命を狙っているのがベルモットです。
灰原は、ベルモット自身の不老不死に関わる研究をしていた重要な人物の一人です。
組織の他のメンバーは、アポトキシン4869の効能については詳しく知りませんが、シェリーはそのことを知っています。
シェリーが研究していたアポトキシン4869の効能で、幼児化や不老不死については、ベルモット、あの方、RUMの限られたメンバーのみが知る情報です。
ベルモットは組織の中で唯一、シェリーが幼児化していることを知っている人物。
他のメンバーには幼児化した灰原のことは秘密にしています。
ベルモットが灰原(シェリー)殺す理由はなぜ?
ベルモットは、灰原哀がシェリーだと確信を持っていますが、組織がシェリーを探しているにも関わらず、その存在について組織へ詳細は伝えていません。
1月に公開された『名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン』にリメイクされた、『第701話~第704話の漆黒の特急』の中では、組織の一員であるバーボンに灰原哀を始末させようと試みますが、そのバーボンも組織へ灰原哀の正体は伝えていません。
組織とは別に、灰原哀の正体を明かさずに殺害しようと試みるベルモットには、何か他に灰原哀を殺す理由があるのでしょうか?
独自の考察としては、
- シェリーが組織へ復員することへの懸念
- APTX4869の解明への懸念
- コナンと蘭のため
の3点が考えられます。
1つずつ、解説していきましょう。
ベルモット殺す理由①シェリーが組織へ復員することへの懸念
ベルモットは黒ずくめの組織の幹部であり、組織のBOSSのお気に入りと言われていますが、実は組織の壊滅を願っていて、そのための「シルバーブレット」の存在を探しています。
シェリーが組織へ戻れば、APTX4869の開発の再開、更なる毒薬を開発する可能性もあり、そうすれば組織の壊滅の目的を達することが難しくなります。
そのため、ベルモットはシェリーを殺害しようとしているのではないでしょうか。
ベルモット殺す理由②APTX4869の解明への懸念
『第345話 黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー』の中でFBI捜査官のジョディは、ベルモットと対峙した際に「どうして年を取らないの」と言っています。
ベルモットは変装の名人のため、年齢を偽ることは容易にできてしまうと思いますが、ベルモットでいる間、ずっと変装したままとも考えずらく、ベルモット自信がAPTX4869関係の薬を服用している可能性もゼロとは言えません。
そうなると、シェリーが研究していたAPTX4869の情報がまた組織側に渡ったり、薬の詳細を解明されるのは、ベルモットにとって都合が悪いことがあるのかもしれません。
ベルモット殺す理由③コナンと蘭のため
シェリーは、APTX4869の開発者として、黒ずくめの組織からも追われています。
灰原は、いつもコナンたちと行動していますし、シェリーを生かしておけば、いずれコナンの正体がバレたり、蘭へ危害が及ぶ可能性があります。
ベルモットは、コナンを「シルバーブレット」、蘭を「エンジェル」と呼び、2人のことを大切にしており、極力危害が及ばないよう守る行動をしたりします。
こうしたことから、コナンや蘭へ危害が及ぶ前に、シェリーを先に始末してしまおう、という意図があるのかもしれません。
灰原の正体がシェリーだといつ気づいた?
ベルモットが灰原哀の正体に気づいた決定的なシーンは、実はアニメ・漫画共に描かれていません。
しかし、『第226話・227話のバトルゲームの罠』の中で、
「腐った林檎は姿を変えて学校に通っている」
と言っています。
黒ずくめの組織のコードネームは全て、お酒やカクテルの名前が付けられており、シェリー酒は林檎のお酒です。
そのため、「腐った林檎」はシェリー。
つまり、灰原哀を示していると言って間違いないでしょう。
『第345話 黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー』では、ベルモットはシェリーの殺害を試みます。
その話の中で、ベルモットがコナンたちが通う帝丹小学校の校医である新出智明に変装していたことが判明します。
校医であれば、生徒の様々な情報を調べることが可能なため、ベルモットが灰原哀の正体に気づけたのも納得できます。
研究についてベルモットも関わっていたため、疑うことなく確信したのだと考察します。
ベルモットが灰原が幼児化した事実を隠す理由
『第345話 黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー』で自らシェリーの命を狙ったベルモットでしたが、お話の中で賭けをしたシェリーは、コナンに
「シェリーはあきらめてあげる」
と約束します。
ベルモットはコナンにもう灰原の命を狙わないと約束をし、それ以降は自分で命を狙うことはしません。
その後『第701話~第704話の漆黒の特急』では、灰原を殺害しようと試みます。
しかし、ベルモットはミスを犯してしまいます。
バーボンにベルモットは、シェリーを列車ごと爆発させるよう指示したのですが、実際はシェリーに変装した怪盗キッドでした。
用意したパラグライダーで逃げた怪盗キッド。
そして、別の車両で隠れていた灰原。
列車が駅に到着し、ベルモットはジンに「シェリーを列車ごと爆破させた。」
と報告。
コナンたちも列車から降りてきて、ベルモットが見たものは、阿笠博士におんぶされていたのは、殺害したはずの灰原の姿。
すでに、シェリーを殺害した報告を黒の組織のメンバーに伝えてしまったベルモット。
後に引けず、灰原は黒の組織全体の中では死んだことになっています。
そのため、ベルモットはシェリーがこの世にいることを隠すため、幼児化している灰原の事実を隠さなければいけない状況になっています。
まとめ
ここまで、名探偵コナンのベルモットが灰原哀を殺す理由や、正体にいつ気づいたのかをシェリーとの関係と共に解説してきました。
ベルモットとシェリーとの関係や、いつ気づいたのかが明確にされている描写は無いものの、話の流れを追っていくと、殺す理由も含めて、色々と考察ができますね。
劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』では、灰原哀が黒ずくめの組織にシェリーとバレたのか!と思わせる予告もありますし、映画でも本編でも、灰原哀と黒の組織やベルモットとの関係に目が離せませんね!