2023年5月現在、週刊少年サンデーで絶賛連載中の『名探偵コナン』
単行本が103巻まで刊行され、上映中の劇場版『黒鉄の魚影(サブマリン)』も興行収入100憶円の大ヒットを記録しています。
原作では2022年から2023年にかけて、
- RUMの正体が判明
- 羽田浩司事件の全容が明かされる
- 若狭先生=浅香(アマンダ・ヒューズのボディガード)だと判明
- 黒の組織の黒幕であるあの方候補とされる、2人の謎の老人が登場
このように、作品の核心に迫る事実が、次々に描かれています。
最終回が近いんじゃないの?
そう思ってる方も多いのではないでしょうか
そこで今回は、『名探偵コナン』の最終回の時期や黒幕の正体について、青山先生の過去の発言や原作の内容をもとに、ネタバレありで徹底考察していきます。
青山先生はファンクラブのイベントなどで、ファンからの質問に直接答えてくれることでも有名です。
ファンがドキッとするような、青山先生の発言も紹介するので楽しみにしていてください。
※ここから先は、最終回に関する考察です。
ネタバレが含まれるので注意してくださいね。
もくじ
コナン最終回いつなのか?
現在、『名探偵コナン』の最終回の時期について、明かされている情報はありません。
しかし、物語の展開や映画情報の中には、、最終回の時期を予想できる要素も存在します。
原作や映画の情報から、考察してみましょう!
コナン最終回いつ?①劇場版30作が公開される2027年以降
現在上映中の『黒鉄の魚影』は、劇場版の第26作目となりました。
劇場版の上映は30作目までは決定していることが、発表されています。
1年に1回のペースで上映しているため、30作目が公開される2027年までは連載も続くのではないでしょうか。
このことが、原作で休載が多い理由の1つなのかもしれません。
来年の劇場版『名探偵コナン』では、服部と怪盗キッドが主役になるようです。
原作が終了する年に、この二人を主役にするとは考えづらいですよね。
少なくとも、あと数年は最終回を迎えないでしょう!
コナン最終回いつ?②未回収の伏線
ここ直近(単行本101巻~103巻)の原作中では、RUMの正体が明かされたり、17年前の羽田浩司事件の全容が明かされたりと、重要な局面を迎えています。
最終回を迎える日も、そう遠くはないかもしれません。
ただ、物語を終える前に、回収しなくてはならない伏線も多数残っています。
あの方の正体
ベルモットが年をとらない理由
ベルモットとあの方の関係
APTX4869の作成理由
赤井務武の消息
黒の組織の目的
プログラマ板倉卓のソフト
謎の老人2人の正体
若狭がAPTX4869の被験者リストを持っている理由
確実に回収しなくてはならない伏線を上げてみました。
この他にも、細かい部分まで含めると、まだまだ多くの謎が未回収となっています。
最近の『名探偵コナン』の連載では、1つのストーリーが3話完結となるパターンが恒例となっています。
上記の伏線ですが、1つ回収するのに1ストーリーは必要になってくると予想できます。
単純計算で考えても、3話×9個の伏線で、最低でも27話分は必要です。
休載期間も考慮すると、少なくとも3,4年は最終回には辿り着かないと考えられます。
最終回を迎えるのは、2027年~2030年くらいと考えるのが妥当ではないでしょうか?
コナン最終回青山先生の発言からネタバレ考察!
青山先生は、ファンとの交流会やインタビュー、テレビ番組などで『名探偵コナン』に関する発言をしています。
あるテレビ番組での発言が、最終回の時期のヒントになりそうだったので紹介します。
青山先生の発言予想①最終回の原稿は完成済み?
2019年放送の日本テレビ『1周回って知らない話』で、最終回について訊かれた青山先生は、
「100巻だとキリがいい」
「もうオチは決まっているからね」
と語っています。
2023年5月現在、単行本は既に103巻まで発売しているため、100巻で最終回を迎えることはありませんでした。
2022年7月の週刊少年サンデーでは、ONEPIECEの尾田先生と青山先生の対談が掲載されました。
この対談中で、最終回のネームが既に完成していると、青山先生は語っています。
仮に青山先生がコナンを描けなくなった場合のために、最終回は執筆済みだというのです。
最終回のネームは、青山先生の自宅の金庫に保管されていると言われています。
青山先生の発言予想②作者の負担
『1周回って知らない話』では、原作のトリック考案についても青山先生が言及しています。
原作内の事件のトリックについては、毎回、編集者と打ち合わせをして決めているそうです。
打合せは毎回、12時間にも及ぶとのこと。
それほどの苦労を経て、今までの膨大なトリックが生み出されてきたんですね。
青山先生の体調や年齢を考えても、この重労働を、今後何十年も続けていくのは難しいのではないでしょうか?
やはり、少なくとも10年以内には、『名探偵コナン』の最終回はに辿り着くのではないかと予想します。
コナン最終回ラストの黒幕を考察!
原作95巻では、長年謎とされてきた、黒の組織の黒幕の正体が烏丸蓮耶だと明かされました。
しかし、烏丸蓮耶が存命だとしたら、実年齢は140歳前後だとされています。
そのため、身代わりがいるのでは?
幼児化して、誰かに化けているのでは?
などの考察がされています。
そこで、黒幕の正体について、青山先生の発言や読者の考察を調査。
黒幕候補となってきた人物を紹介していきます。
黒幕候補①阿笠博士
連載初期から黒幕として名前が挙がっていたのが、阿笠博士です。
幼児化したコナンの協力者であり、様々な発明でコナンを助けてきました。
コナンの幼児化をすんなり受け入れたり、会ったことのないはずのジンとウォッカの顔を思い浮かべたりなど、連載当初は黒幕の設定だった可能性はあります。
しかし後年、阿笠博士黒幕説は青山先生が否定しました。
クラブサンデーのインタビューで、黒の組織のボスについて質問された際にも、
「阿笠博士じゃないよ(笑)」
と、青山先生は発言しています。
黒幕候補②光彦
光彦も黒幕候補として、何年も前から名前が挙がっています。
- 小学生にしては賢過ぎる
- 大人の切符を購入しようとしたことがある
などの理由から、幼児化した黒の組織のボスなのでは?
と考察されてきました。
とは言うものの、今や国民的作品となった『名探偵コナン』
ファンの中には、幼い子供もたくさんいます。
阿笠博士や少年探偵団など、コナンの身近にいる人物が敵のボスということになれば、子供たちが悲しむことになるでしょう。
青山先生が、子供を悲しませる選択をするとは考えづらいです。
黒幕候補③工藤優作
次の候補は、新一の父親であり、世界的ミステリー作家でもある工藤優作です。
優作は、作中きっての推理力を持っていることでもおなじみです。
コナンを上回る推理力を持つ優作です。
能力という観点から見ると、敵の黒幕としてふさわしいのではないでしょうか?
漫画95巻で、組織の黒幕の正体を、烏丸蓮耶だと明かしたのが優作でした。
また、漫画6巻では、
「こんな危ない国はさっさと引き揚げて、父さんたちと外国でのんびり暮らそうか!」
と、コナンに対して発言しています。
- 息子に身の危険が及ばないように、組織が暗躍する日本から離したい
- 烏丸蓮耶でミスリードを誘い、息子が真相に辿り着くことを阻止したい
優作が黒幕であるなら、このように考えることも出来ます。
『黒幕=優作』説ですが、こちらも青山先生が否定しています。
青山先生がファンに送った年賀状には、以下のように書かれていました。
『あの方』と『ボス』は同一人物だよ(笑)
そして優作でもジンでもないよん(笑)
黒幕候補④黒羽盗一
黒羽盗一といえば、『名探偵コナン』屈指の人気を誇る怪盗キッドの父親です。
世界的マジシャンである黒羽盗一は、8年前の事故で亡くなったとされています。
黒羽盗一は変装術の達人でもあり、過去には女優のシャロンや工藤有希子の変装術の師匠でもありました。
得意の変装術で誰かに化けて、現在も生きていると予想する声もあります。
『黒羽』という姓が黒い羽根、そこからカラスを連想させること。
また、青山先生が、
「黒の組織の名称を言うと、ボスの正体がバレる」
と語っています。
このことから、黒の組織の名称=『クローバー』で、『黒羽』を連想させるという意見もあるのです。
しかし、怪盗キッドは『黒の組織』に関わらせないと述べているため、黒羽盗一が黒幕の可能性は低いでしょう。
黒幕候補⑤大黒蓮太郎
大黒蓮太郎は28巻で名前のみ登場。
『人魚の棲む島』と呼ばれる美國島に、コナンや平次たち一行が訪れます。
この島には、
人魚の肉を食べると、不老不死になる、
という伝承がありました。
島で行われるお祭り『儒良祭』の過去の名簿を、コナンと平次が調べています。
この名簿に載っていた名前が、大黒蓮太郎です。
元外務大臣、官房長官、日銀総裁など、名簿には日本有数の権力者たちの名前が連なっています。
名簿には他にも、
- 宮野志保(灰原の本名)
- 魚塚三郎(ウォッカの本名)
- 黒澤陣(ジンの本名)
の名前もあり、黒の組織が不老不死について調べていたのではないかと思われます。
青山先生は過去に、黒の組織が『金の流れを牛耳ろうとしている』と語ったことがありました。
この発言からも、日本の金融を動かせる要人=大黒蓮太郎。
すなわち、大黒蓮太郎が組織の黒幕だと予想できるのです。
まとめ:コナン最終回いつなのか?
今回は、『名探偵コナン』の最終回の時期や組織の黒幕について考察しました。
作者の青山先生は、多くのメディアでファンからの質問に答えています。
なかには青山先生をドキッとさせる質問もあり、先生はネタバレギリギリで回答してくれています。
そんな青山先生の発言をもとに、以下の結論になりました。
コナン最終回 ネタバレ考察まとめ
・コナン最終回は、劇場版30作が上映される2027年以降
・コナン最終回は、原作の未回収伏線から計算すると、2027年~2030年
・黒の組織の黒幕候補は多数いるが、決定的となる人物は確定できない
ストーリーも佳境に入ってきている『名探偵コナン』ですが、最短でも4年は終わりそうにないですね。
今では国民的漫画となり、今年上映の『黒鉄の魚影』の興行収入は100憶超えとなりました。
小学館や東宝、もちろんファンにとっても、
「終わったら困るんだよ、バーロ!」
となるのも納得ですね。
青山先生には体調に気をつけて、これからも『名探偵コナン』をファンに届けてほしいです。