コナンと同じく体が幼児化してしまった灰原哀。
現在は少年探偵団達にも馴染んでいますが、初登場した時の漫画を思い出すと、
ドキドキしてしまうシーンでしたね！
「灰原哀の初登場をもう一度読み直したい！」
「灰原哀はコナンや阿笠博士、少年探偵団とどう知り合ったの？」
と改めて灰原哀を知りたいと思う人も多いでしょう。
しかし、1994年に漫画が連載され、1996年にはアニメの放映が開始された長編作品の名探偵コナン。
長編作品がゆえに、初登場は何巻？何話？
と探すのも一苦労…。
今回は灰原哀の初登場がアニメ・漫画の何巻の何話であるのか、また初登場時の阿笠博士やコナンとの関係について書いていきます！
もくじ
灰原哀の初登場回アニメは何話？
灰原哀のアニメの初登場はいつだったのでしょうか？
過去作をさかのぼっていくと、灰原哀の初登場回は第129話
『黒の組織から来た女 大学教授殺人事件』です。
第129話は2時間スペシャルとして二話構成の形で放送されました。
灰原哀の初登場は「黒の組織から来た女」の方になります。
灰原哀と黒の組織との関係は、今となっては知らない人は居ないぐらいに有名な話となっていますが、アニメでは初回登場の題名に既に「黒の組織」が使われていたんですね！
そして、話の内容としてもキーワードになってくるのは『黒の組織』
黒という色を上手く使い、視聴者をあっと驚かせる展開は、さすがは名探偵コナンといったところでしょうか。
灰原哀の初登場回漫画は何巻？
では、原作漫画の灰原哀の初登場回について調べていきます。
原作漫画の灰原哀の初登場回は第18巻 第6話の「転校生は…」でした。
この名探偵コナン第18巻が発売されたのは、1998年2月。
つまり初連載から約4年後に、灰原哀は登場しているんですね。
見た目は普通の可愛らしい小学生の女の子。
こんな小さな女の子が、工藤新一からコナンへと変えられたあの事件にこんなにも関係してくるなんて、初登場からは想像もできない展開ですよね。
ちなみに、同じ巻の第8話「コードネーム・シェリー」では、灰原哀が自分の正体について自らコナンに話すシーンが登場します。
初登場回と合わせて第6話から第8話まで読むのがおすすめです。
灰原哀が阿笠博士と生活している理由は？
さて、ここまでアニメ・漫画の初登場回を紹介してきましたが、「忙しくてなかなか見ることができない！」
「とりあえず初登場回の内容を早く知りたい！」
という方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここからは灰原哀の初登場シーンと阿笠博士との関係について紹介していきたいと思います。
※この先、ネタバレを含んだ内容となりますので読まれる方はご注意下さいね。
灰原哀が阿笠博士と生活している理由ネタバレ！
灰原哀の初登場回は、コナンたちが通う帝丹小学校から始まります。
朝の雑談の中で少年探偵団の3人が「今日、転校生が来るらしい」
と噂をしていました。
「コナンくんはどんな子だと思う？」
と歩美に聞かれ、「案外、ガリ勉のむっつり君もよ？」
と返すコナン。
元太と光彦に名前を聞いていないのか？
と聞かれた歩美は
「灰色の灰、に原っぱの原、で灰原(はいばら)だって！」
と職員室で聞いた苗字を教えます。
男の子だと思う？女の子かな？とソワソワと3人が話す中、担任の先生と共に教室に入ってきたのはみんなが「かわいい～！」
と口を揃えて言うほどの美少女。
先生が黒板に書いた名前は
『灰原哀(はいばらあい)』
「皆さん、仲良くして下さいね。」
と先生に言われ、元気に返事をする子どもたち。
空いてる席を探す先生に、元太は元気よく手を上げ、「せんせー！僕の隣空いてます！」
と答えます。
それを見て、無言で歩き出す灰原。
しかし、座ったのは元太の隣ではなく、コナンの隣でした。
「よろしく。」
と冷たく挨拶をする灰原に、コナンはうろたえながらも返事を返します。
授業が終わり、「一緒に帰ろう？」
と声をかける歩美を灰原は無視します。
それでもめげずに光彦が住んでる場所を聞くと、灰原はコナンの近所の住所を告げます。
「近所に灰原なんて家あったかな…」
と不思議がるコナンに、灰原は不敵な笑みを浮かべるのでした。
灰原哀は今でこそクールながらも表情豊かなキャラクターですが、初登場の頃は辛い過去もあり今よりもずっとクールだったんですね。
灰原哀の初登場回で起こる２つの事件とは？
灰原哀の初登場回では二つの事件が起こります。
一つは「偽札事件」、もう一つはタイトルにもある「大学教授殺人事件」。
この最初の事件である偽札事件には上から下まで全身を黒い衣装で包む女が出てきます。
コナンはこの装いから黒の組織との関係を疑いますし、視聴者もタイトルの「黒の組織から来た女」から、そんなコナンの疑いを違和感無く受け入れてしまいます。
しかし、偽札事件の犯人は黒の組織とは全くの無関係でした。
そして、偽札事件の終盤、灰原哀はコナンにこう告げます。
「灰原じゃないわ。シェリー…これが私のコードネームよ。」
この一言で視聴者は、「黒の組織から来た女」が偽札事件の犯人ではなく、転校生の灰原哀だったことを知ります。
いやいや、こんな可愛らしい転校生が黒の組織の関係者なんて予想もできないですよね。
更に、灰原は「驚いた？工藤新一くん。」
とコナンが工藤新一であることを知っていることを示します。
自身も薬を飲んで小さくなったことを話す灰原は、更に続けて、自分が住んでいる住所を改めて伝えます。
コナンはその住所が自分の家の隣、阿笠博士の自宅ということに気付き、阿笠博士に連絡を取ります。
しかし、阿笠博士の電話は通話中になり、繋がりません。
「阿笠博士は連絡が取れない状況なのよ、もうこの世にいないから」
と冷たく言い放つ灰原に苛立ちながらも、コナンは阿笠博士の自宅へと急ぎます。
阿笠博士の安否は？
黒の組織の存在に警戒しつつ中へ入りますが、黒の組織がいる気配はありません。
そこでコナンは、阿笠博士を大声で呼び探し始めようとしますが、阿笠博士は何でもない様子でトイレから出てきました。
電話が繋がらなかったと訴えるコナンに、阿笠博士は
「インターネットにハマっていて回線の切り替えをついつい忘れてしまう。」
と答えます。
灰原哀の初登場回が掲載された当時、電話の回線を使いインターネットを繋いでいたため、インターネットを使っている時は電話が繋がらない、ということはよくあることでした。
そこへ何事も無かったかのように、灰原哀が阿笠博士のもとへ帰ってきます。
コナンは灰原にまんまと騙されてしまったことに気付きます。
コナンが阿笠博士に灰原哀の存在を問うと、阿笠博士は灰原哀が黒の組織から来た女の子とわかった上で、自宅に住まわせているようでした。
灰原哀は黒の組織の中で薬の研究をしていましたが、その組織の中で実の姉を殺されてしまいます。
姉の死の理由を知りたい灰原でしたが、黒の組織は教えてくれません。
そんな組織の態度に、灰原は姉の死の理由を教えてもらうまでは薬の開発はしないと告げます。
その結果、灰原は手枷（てかせ）をかけられ監禁されてしまうのです。
極秘の研究をしていた灰原は組織から消される可能性が非常に高く、どうせ死ぬのなら、と隠し持っていたコナンを小さくした毒薬『アポトキシン4869』を自ら飲みます。
するとみるみる身体が小さくなり、灰原は手枷を外し、組織から逃げ出すことができたのです。
組織から追われ行く宛も無くさまよう中、灰原は工藤新一の自宅へたどり着きます。
実は、まだ黒の組織に所属していた頃に調査のため2回、新一の自宅へ来ていたのです。
新一の自宅までどうにかたどり着いた灰原ですが、自宅の前で力尽きて倒れてしまいます。
そこを阿笠博士に発見され、保護してもらったのです。
こうした経緯から、灰原哀は阿笠博士を命の恩人とし、とても大切な存在として関わっていくのです。
その後、灰原哀は阿笠博士の自宅に住み続け、コナンや少年探偵団と共に活動する中で信頼関係を築いていきます。
阿笠博士の優しさは、傷付いて心を閉ざしていた灰原哀にとっては救いのようなものだったんでしょうね！
灰原哀の初登場回アニメは何話からで漫画は何巻？阿笠博士と生活している理由 まとめ
ここまで、灰原哀の初登場回がアニメの何話であるか、また漫画の何巻であるか、を紹介してきました。
長編作品である名探偵コナン。
どの話も内容が濃く、何度も読み返したい作品ですが、アニメの何話なのか、漫画の何巻なのか、をピンポイントで探すのはなかなか大変ですね。
阿笠博士に助けてもらい、コナンとも上手く接触する事ができた灰原哀ですが、影を帯びた暗い印象は辛い過去や背負うものを考えると、ファンとしても複雑な心境になります。
それでも阿笠博士やコナン、少年探偵団など灰原哀を取り巻く人たちの優しさや温かさに触れて、灰原は初登場回の時よりも表情豊かに穏やかに変化していっているようにも見えますね。
今後も灰原哀の動向から目が離せませんね！
