共働き世帯が増えている昨今、いかに家事を時短して過ごすことができるか、が自分時間を長く楽しむためには重要ですよね。
そんな共働きの強い味方である、電気調理器。
その便利さは、体験してしまったらもう戻れない、と言っても過言ではありません。
具材を入れて、ボタンをポチッと押したら、美味しい料理が出来上がるという、とにかくとても便利な家電製品です。
電気調理器といえば、『クックフォーミー』と『ホットクック』の2つが有名ですが、それぞれの違いを知っていますか?
「同じ時短製品だけど、味に違いはあるの?」
「電気代を比較したら、どちらがお得?」
そんな疑問を解決すべく、今回はクックフォーミーとホットクックの電気代や味の違いを比較して、説明していきます。
もくじ
クックフォーミーとホットクックの違いは?

それでは、まずはクックフォーミーとホットクックの特徴について、それぞれ説明していきましょう。
クックフォーミーの特徴
まず、クックフォーミーについて、5つの特徴を紹介していきます。
- 圧力調理も無水調理もお手のもの
- 肉や魚など、生ものの予約はできない
- 内蔵レシピはホットクックより多め
- 容量が大きい
- 保温時間が短い
クックフォーミーは、ティファールから発売されている電気圧力鍋になります。
それでは、1つずつ詳しく説明していきましょう。
クックフォーミーの特徴①圧力調理も無水調理もお手のもの
電気圧力鍋ということで、圧力調理ができます。
また、メニューによっては、無水調理もできてしまう、あれもこれもができる電気調理器です。
クックフォーミーの特徴②肉や魚など、生ものの予約はできない
肉や魚については、まず、炒めたりといったひと手間がかかります。
肉や魚をそのまま入れて、時間の予約でポンっといったことは、できません。
クックフォーミーの特徴③内蔵レシピはホットクックより多め
内蔵されているレシピが200種以上と、ホットクックより多く、調理や操作に煩わしさが伴わないため、とても便利です。
クックフォーミーの特徴④容量が大きい
6Lまでのサイズがあります。
ご飯も10合まで炊くことができるため、大人数でも安心です。
クックフォーミーの特徴⑤保温時間が短い
クックフォーミーの保温時間は、最長5時間となります。
ホットクックと比べると、クックフォーミーは短めです。
ホットクックの特徴
次に、ホットクックの6つの特徴について、紹介していきます。
- 混ぜたり、潰したりの作業もおまかせ
- 無水調理が可能
- 圧力鍋ではない
- 生ものの予約も可能
- 無線LANでレシピを増やせる
- 保温時間が長い
ホットクックは、シャープから発売されている、電気調理鍋になります。
こちらも、1つずつ詳しく説明していきましょう。
ホットクックの特徴①混ぜたり、潰したりの作業もおまかせ
かき混ぜユニットというものがあり、自動でかき混ぜたり、潰したりしてくれる機能があります。
そのため、具材をそのまま入れたら、あとはおまかせで調理ができます。
ホットクックの特徴②無水調理が可能
無水調理が可能です。
そのため、具材の旨味や栄養を逃さず、美味しい料理を作ることができます。
ホットクックの特徴③圧力鍋ではない
電気調理器ではあるものの、こちらは圧力鍋ではありません。
そのため、調理時間を短くする、という性能は弱めです。
ホットクックの特徴④生ものの予約も可能
かき混ぜ機能が付いているため、生ものの予約調理が可能です。
朝、具材を入れて、帰宅時には調理が完了している、といった使い方ができます。
ホットクックの特徴⑤無線LANでレシピを増やせる
内臓レシピはクックフォーミーに比べると少なめですが、無線LAN機能のついた製品に関しては、自分の好きなレシピをダウロードして増やしていくことができます。
ホットクックの特徴⑥保温時間が長い
保温時間は最長15時間と一日の半分以上の時間、保温が可能です。
そのため、朝に調理をセットして、帰宅が思いがけず遅くなった場合にも暖かいお料理を食べることができます。
クックフォーミーとホットクック共働きはどっちが便利?

クックフォーミーとホットクックの違いから比較して、どちらが共働き家庭にオススメなのか、解説していきます。
クックフォーミー
クックフォーミーは、未調理の生ものを入れて時間で予約を行うことができません。
また、保温時間も短いため、朝に具材をセットしておいて、夜には出来上がっている、ということ使い方はできない、という難点があります。
ただ、圧力鍋ということで、短い時間で本格的な料理が可能です。
そのため、朝に準備するよりも、帰宅してから短時間で食事を作りたい方には、クックフォーミーがおすすめです。
また、容量が6.0Lとホットクックに比べると格段に大きいため、家族の人数が多い方や、食の太い家族がいる方も、一気に大容量が調理できるクックフォーミーがおすすめと言えます。
ホットクック
ホットクックは、かき混ぜユニットがあるため、具材を入れたら勝手に調理をしてくれます。
そのため、朝に材料を入れたら、ボタン一つで夜には美味しい料理を食べることができます。
一方で、現状、容量は最大で4.7Lとクックフォーミーに比べると小さめです。
また、作業の時短には強いですが、調理の時間の時短度は低いため、朝セットをし忘れてしまうと、普通に調理した方が早い、という難点もあります。
そのため、ホットクックは朝に準備をする時間を作ることができて、帰宅したらすぐにご飯を食べたい方におすすめです。
クックフォーミーとホットクック時短や電気代はどっちがお得?

ここからは、クックフォーミーとホットクックがどんな作業を時短してくれるのか、また、電気代はどっちがお得なのかを説明していきます。
クックフォーミー
クックフォーミーは、調理時間の短縮が強みです。
例えば、ビーフカレーを作る場合、肉を中まで柔らかく煮るには、それなりの時間が必要ですよね。
それが、クックフォーミーでは、なんと8分で調理できてしまいます。
他にも、炊き込みご飯は5分、肉じゃがに至っては3分と、圧倒的な調理の時短ができます。
電気代は、消費電力900Wで、10分調理で約4.1円となります。
ホットクック
ホットクックは、作業時間を短縮できます。
料理を作る上で、地味にめんどくさい作業が、焦げ付きや味むらを防ぐために、こまめに混ぜたり、潰したりする作業ですよね。
また、火加減の調整などもあり、料理はなかなか何かをしながら行うことができない作業でもあります。
それらを一挙に引き受けてくれるのが、ホットクックです。
調理の時間を短縮、とはいきませんが、ボタン一つ押しておけば、仕事中に調理をしてくれます。
電気代は、800Wで、1時間調理で約22円となります。
クックフォーミーが、1時間あたり24.6円となりますので、大きな差は無いと言えますね。
※電気代はご家庭によって差がありますので、目安にしてください。
クックフォーミーとホットクック味の違いはある?

クックフォーミーとホットクックとの違いについて説明してきましたが、味の違いはあるのでしょうか?
ここからは、調理方法の違いによる、出来上がりの差について、説明していきます。
クックフォーミー
クックフォーミーは圧力鍋となりますので、煮込み料理がとにかく美味しく早く、出来上がります。
家の鍋で調理するには難しい、お店のようなホロホロな角煮や、ふわもち白米、ホクホクの肉じゃがなどを作ることができます。
ホットクック
ホットクックは、どちらかというと自宅の鍋でじっくり作ったものに近い出来上がりです。
野菜の食感がほどよく残った野菜カレーや、しっとりした角煮、ふわ混ぜオムレツなどを作ることができます。
クックフォーミーとホットクック共働きはどっちが便利?時短や電気代・味の違いを比較 まとめ
クックフォーミーとホットクックの電気代や味を比較して、それぞれの違いから共働き家庭にどっちがおすすめか、について説明してきました。
同じ時短で便利な電気調理器ですが、それぞれに強みがあり、一概に味や電気代の違いだけを比較して選ぶのは、なかなか難しいかもしれませんね。
そうしたことから、違いを上手く活かして、クックフォーミーとホットクックの二台を使い回している共働き家庭も多いようです。
それぞれの家庭で働き方違うため、自分の働き方に合った便利な電気調理器を選んで、時短を実現できるといいですね。