犯罪組織“無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)”のトップで凶悪な魔法使いを束ねるイノセント・ゼロと対峙するマッシュ。
圧倒的な魔力を持ったイノセント・ゼロにマッシュは、デコピンを武器に立ち向かっています。
フィンやあのメリアドールさえも諦めかけている状況の中、「近づけさえすれば勝てる」
というマッシュルの言葉に信じたい気持ちとどうやったら近づけるのだろう、と不安な気持ちが入り混じるハラハラした展開が繰り広げられています。
気になる最新話をチェックしていきましょう。
もくじ
マッシュル157話おさらい
158話を読む前に157話のおさらいをしていきましょう。
かつてのライバル(好敵手)達が来る
誰もが諦めかけていた状況の中で、「手伝わせてもらおう」
とかつてのライバルであったアベル・ウォーカー達。
アビス・レイザーの放つアクセレイズ魔法に乗り、マーガレット・マカロンと共にイノセント・ゼロのところまで近づこうとするマッシュ。
「ありがとう」
というマッシュにアビス・レイザーは「何を言ってるんですか。何度でも協力させてください」
と優しい眼差しで答えます。
ライバル(好敵手)たちと共に闘う
そんなマッシュ達を闇魔法で狙ってくるイノセント・ゼロの体を下からアベル・ウォーカーが操ります。
「貴様から殺してやろう」
と狙いをアベル・ウォーカーに向けるイノセント・ゼロですが、レヴィ・ローズクォーツやカルパッチョ・ローヤンがイノセント・ゼロに向かって更に攻撃魔法を仕掛けていきます。
そんな中、徐々に近づいてきたマッシュ達に気づいたイノセント・ゼロが強力な闇魔法を放ち、抑えようとしたアビス・レイザーが倒れ込みます。
近づくマッシュ
一緒にいたマッシュ達もやられたかと思いきや、“パチン”という指パッチンの描写と共にマッシュを背負ったマーガレット・マカロンの姿が。
そんな2人に向かって闇魔法を次々と繰り出すイノセント・ゼロですが、マーガレット・マカロンは音魔法で交わしていきます。
ついに背後をとったマーガレット・マカロンは”もらったわ”と近づくことに成功した確信を思うのですが、瞬時に後ろを振り向いたイノセント・ゼロに闇魔法を放たれてしまいます。
“とらえた感触はあった、終わりだ”
と思うイノセント・ゼロが見つめる先には攻撃をくらったマーガレット・マカロンが落ちていく姿。
やられたかと思いきや最強の一撃
しかし、そこにマッシュがいないことに気づきます。
「フィンガーエクステンサー魔法」
そう言ってデコピンを掲げるマッシュ。
マーガレット・マカロンが自らを犠牲にし、マッシュを送り込んだことに気づいたイノセント・ゼロでしたが、「ガイアバースト」
の掛け声で溜め込んでいたデコピンをマッシュは一気に放出させました。
タイムズストップ
ついにイノセント・ゼロに最強の一撃が入ったかと思ったところで「タイムズストップ」
と時を止める魔法を使ったイノセント・ゼロ。
あと一歩というところで時を止められた上、トドメを刺そうと目の前でストップされたマッシュに向け、最大出力の闇魔法を放とうとします。
イノセント・ゼロの異変
「消えろ」
そう言ったイノセント・ゼロの片方の目から血が流れ始めます。
何が起こっているのかわからないイノセント・ゼロが下を向くと、自身の胸に指が刺さっているではありませんか。
その指は紛れもなくマッシュの最強の一撃、あのデコピンだったのです。
0.1秒の勝算
イノセント・ゼロが呪文を唱えるまでの意識と行動に0.1秒のラグが生じる、その指は0.1秒のラグよりも速く放たれたもの。
「近づけさえすれば勝てる」
と言ったマッシュのあの言葉は、この0.1秒のうちに勝負をつけるということだったのでした。
マッシュル158話ネタバレ!
ついにイノセント・ゼロに一撃を与えることのできたマッシュ。
自身に攻撃が入ったことに気づいたイノセント・ゼロの動きはどうなっていくのか。
続きを見ていきましょう。
直撃果たして?
最強の一撃を喰らったイノセント・ゼロは大量の血を流し、攻撃後の煙の中から姿を表します。
「バカな…」
胸部分に大きな穴を開け、血の流したイノセント・ゼロは目の前にいるマッシュを見つめながら己が負けたことに落胆し、うな垂れ始めます。
そんなイノセント・ゼロを他所にマッシュは「なんか時が止まってた気がする」
といつもの調子でつぶやきます。
私が負けるなどありえない
「この私が負けるなど…ありえない!!!」
うな垂れた体を起こし、怒りに満ちた表情のイノセント・ゼロは最大級の闇魔法の呪文を唱え始めます。
「サモンズ、ルシファー(闇の神)、ダークネス、サーズ、デバインバニッシュメント」
「このままこの世界を滅ぼす」
「周りを捨てきれない貴様に私が負けることはない…!!」
「マッシュ・バーンデッドよ、世界を守りながら私の相手ができるか」
そう言いながらイノセント・ゼロは最大限に闇魔法の出力を溜め、それを放ちます。
「終わりだ…!!」
放たれたデバインバニッシュメント
街を覆い尽くすほどの大きな闇魔法は、解放されそうな勢いのまま広がっていきますが、それ以上の動きはなく、止まっているような描写が描かれています。
『…!?どういうことだ…デバインバニッシュメントが止められている!?一体だれが…』
そんな動きに気づいたイノセント・ゼロは地面に膝を立て、信じられない表情を見せます。
集まる仲間たち
“ザッ”
誰かの足が見えたと思ったと同時に姿を現したのは、竹先輩ならぬトム・ノエルズでした。
「うおおおおバンブー!!!」
といつものハイテンションでマッシュに声をかけながら魔法を放っているように見えます。
「お前がこのまま英雄になりゃ、オレは一生安泰だ!!」
とマッシュを魔法学校に送ったあのブラッド・コールマンの姿もあります。
「困ったときはお互い様ってぇのはこういうことかよ、キノコ頭」
皮肉を言いながらも姿を見せたのは、眉ピアスさんことシルバ・アイアン。
他にもマッシュに声をかけながら、今までマッシュと闘ってきたライバルや仲間達が集まり、何かに向かって魔法を放っています。
中にはマッシュが序盤で服を破いてしまったあの人も、服が破れながらも魔法を放ちます。
そんな描写に「この人が一番頑張ってる」
と淡々と言うマッシュの姿にクスッとする場面もありました。
「勝手ながら僕が声をかけさせてもらいました」
と姿を現すカルド・ゲヘナ。
「もちろん君を救ってくれた人も…」
とカルドが言った後部には、マッシュを育ててくれたじいちゃんことレグロ・バーンデッドの姿がありました。
じいちゃんとマッシュ
「魔法の使えないお前が…まさかこんなに多くの人に恵まれるとはなぁ…」
「それもこれも素直で優しいマッシュの持つ力じゃな…」
「大きくなったのう、マッシュ」
優しく言葉をかけ、マッシュの頭を撫でるじいちゃんの姿に込み上げてくるものがありました。
そんなじいちゃんに「僕は…じいちゃんにしてもらったことをしてるだけだよ」
と言うマッシュの素直さにまた少しウルッとします。
そんな感動する場面の脇から「それだけじゃないですよ!!」
とマッシュの頑張りを見て諦めていた世界の人々が手伝っていることを伝えるレモン・アーヴィン。
みんなの魔法の先には
数多くの人が何かに向かって魔法を放ち、必死になる姿がありました。
そんな姿を見たメリアドールは『なんて数…』
と信じられない表情を見せます。
数多くの人たちが魔法を放つ先は、イノセント・ゼロが放ったあの闇魔法デバインバニッシュメントでした。
いつも一緒に闘ってきたフィンやドット、ランス、そしてレモンもコメディに描かれながらも魔法で加勢する姿がありました。
「みんな…本当にありがとう」
「みんなに出会えてよかったよ」
とみんなに優しい表情を見せるマッシュ。
イノセント・ゼロの方へ
服を綺麗に畳み、身動きの取れやすい格好になったマッシュはクラウチングスタートのポーズに入り、一気にイノセント・ゼロの方へ近づいていきます。
「私は不老不死となり永遠の命を手にする」
「そして世界は私ものとなる」
「私は強い!!」
「生まれた時から強者側の人間だった…!!」
「その特別な私が全てを手に入れることは当然のこと…!!」
「それをワラワラとザコ共が集いやがって」
「私の邪魔をするなぁ!!」
「ゴミクズがぁあ!!」
必死な表情を浮かべながら叫ぶイノセント・ゼロに距離を縮めていくマッシュ。
ついにイノセント・ゼロの顔が届くところまできたこところで、強く拳を握ります。
「世界はみんなのものですよ」
「特別な人なんていないです」
「そしてこれが」
「みんなの力なんですわ」
そう言ってイノセント・ゼロの顔面に向かって強く握った拳を振りかざしたマッシュ。
「天誅」
みんなの思いを乗せた一撃がイノセント・ゼロの顔面に入ったのでした。
まとめ:マッシュル158話ネタバレ159話考察
なんともアツい展開が繰り広げられた158話でした。
大きな致命傷と思われた一撃を受けて尚、最大級の闇魔法を使ってくるイノセント・ゼロには驚かされましたし、もう勘弁してくれという思いになりました。
マッシュの力だけでなく、今までのライバルや仲間たち、世界中のみんなの力を合わせてイノセント・ゼロに立ち向かっていくシーンには胸が熱くなりましたね。
そして、みんなの思いを乗せた強い拳。
“グーパン”ですよ。
マッシュはよく言っていました。
「やってやりますよ、グーパンで」
と、まさに最強のグーパンで更なる一撃を入れることができました。
誰もが諦めかけていたイノセント・ゼロとの闘いに大手をかけたマッシュですが、果たして次回159話でイノセント・ゼロは倒れるでしょうか?
不老不死に大きなこだわりを持つイノセント・ゼロですから、死が近づくことに大きな恐怖を見せ、更に蘇ろうと必死になる姿が予測されます。
這いつくばり、もがくイノセント・ゼロを見つめ、「もうやめましょう。なんかカワイソウだから」
と言いそうなマッシュの姿もあるかなと思いました。
なんやかんやありながらも、あれだけ思いの詰まった拳を受けたイノセント・ゼロが更に立ち上がってくることはないのではないでしょうか。
これから平和に暮らしていくために魔法局を始め、世界全体で動いていくのかなと考えます。
しかし、イノセント・ゼロの思想を受け継ぐ者の存在があり、新たな敵が立ち向かってくるという展開もありかなと思いました。
どちらにせよ、次回の159話が楽しみですね。
次回のマッシュルジャンプ本誌159話は6月12日発売28号です!
次回はどんな展開が待っているのでしょうか、要チェックです!