なんとついにマッシュルが終わりを迎える日が来ました。
今回の162話が最終話となります。
気になる続きですが、前話の161話を少しおさらいしましょう。
様々な試練を乗り越え、とうとうイノセント・ゼロを倒したマッシュ。
しかし、多くの被害が出ていることをイノセント・ゼロに指摘され、本当の勝利とは言い切れないと実感します。
そんな状況を思ったマッシュは時を戻す魔法を使えるイノセント・ゼロに全てを元に戻してもらうように懇願しました。
散々悪行を行ってきた自分が今更良いことをしても仕方がないと言うイノセント・ゼロに、死ぬ間際にいけなかったと思えたら大きな一歩だと諭すマッシュ。
マッシュの言動に心打たれたイノセント・ゼロは時を戻す魔法を使い、魔法界の人たちの時間を戻します。
数ヶ月経ち、神覚者の授与式が行われます。
人々が気になる神覚者を予想する中、魔法不全者のマッシュの声が上がります。
魔法界歴史上初の魔法不全者が神覚者に選ばれた瞬間でした。

もくじ
マッシュル最新162話最終話ネタバレ!
いよいよマッシュル完結。
最終話になります!
それではネタバレ、どうぞ!!
名前を呼ばれたマッシュ?
ブレスの前に立ったのは名前を呼ばれたマッシュではなく、代わりの者でした。
思わず「えっ」
と声を出すブレス。
「その…マッシュ・バーンデッドさんはちょっと今日欠席してまして…代わりに一つ手紙を預かってますので…」
と話す代わりの者。
周囲がざわめく中、代わりの者が続けます。
マッシュからの手紙
「……あ どもども今回の件とても光栄ですが僕は神覚者とか大仰なのは大変そうなんで大丈夫です」
「もともと僕は魔法が使えなくて魔法が使えない人でも平和に暮らせればいいと思い頑張ってました」
「だから僕が皆さんに認められたことで僕の目標は達成されました」
「まあそんな僕が思うのは色んな人がいていいのかなってことです」
授与式会場を見つめるマッシュや会場にいる人々の描写と共に手紙が続きます。
「魔法が使えなくても」
「シスコンでも臆病でも」
「モテなくてもメンヘラでも」
マッシュや仲間たち、今まで戦ってきた者たちの描写が映ります。
「悪いことしちゃった人でも」
「合理的すぎても」
「ナルシストでも」
「親に愛されようと頑張ってても」
「強さを求めすぎてても」
「裏切り者でも」
「服が破けてても、みんな仲よく」
「暮らしていけたらいいなって思います」
幼い頃のマッシュと手を繋ぐおじいさんの描写が映ります。
「あとのことはランスくんに任せます、しっかりしてるんで。じゃあそういうことで…とのことです」
代わりの者が手紙を読み終えると、「そんなことがあるのか…」
とまた人々がざわめきます。
拍手をしながら笑う校長、「奴らしいな…」
というラオスと共に他の神覚者たちも拍手をします。
じいちゃんの家
場面が変わり、マッシュのじいちゃんの家が映ります。
『わしの名前はレグロ・バーンデッド。シックでエレガントな75歳』
『優雅な朝のルーティーンは一杯のコーヒーから始ま』
とじいちゃんが浸っているところにドアが壊れる音がします。
「これすら懐かしいわい…」
と涙を流すじいちゃん。
「ごめんじいちゃん」
と素直に謝るマッシュ。
そして、そんなマッシュに笑顔で「おかえり」
と伝えます。
壊したドアを持ちながら「ただいまじいちゃん」
と答えるマッシュ。
「わざとドア壊してる?」
と思わず言うじいちゃんに「ううん」
とまた素直に答えるマッシュの様子がありました。
シュークリームパーティー
場面が変わり、フィンとじいちゃんがじいちゃんの家でお茶を飲みながら話しています。
「みんな遅いですね……」
「そうじゃのう。せっかくマッシュのパティシエへの道、新作シュークリームお披露目会なのに」
「まあでもちょうどシュークリーム焼けたしそろそろ来るんじゃないかな」
と焼きたてのシュークリームを持ってきたマッシュの姿が映ります。
シュークリームを見つめ、美味しそうだと言い合う3人。
「まあパティシエ目指してるんで」
というマッシュの背後に黒い影が映ります。
「なんか一人多いような」
と言ったマッシュの後ろにはレモンちゃんがいました。
「いつの間に…」
と言うマッシュに対し、「何言ってるんですか、1ヶ月ほど前からこの家の天井に同棲してましたよ」
と答えるレモン。
「それって同棲って言わなくない?」
とツッコまれながらもメンヘラ全開で「婚約者なら当たり前ですよ」
とレモンちゃんが答えます。
またマッシュの背後に奇妙に動くものの姿があります。
「キシャー!!」
奇声を上げながら騒ぐドットを見て「ドットくんが野生化してる…」
と言うマッシュ。
「あれは人を妬みすぎた者の末路です」
と言うレモン。
「カワイそう…」
と言うフィン。
そんな彼らの後ろから「邪魔するぞ」
と言う声と共にランスが現れます。
その横には頭を下げ、「はじめまして」
という少女の姿がありました。
「アンナ・クラウンです」
と可愛い笑顔を見せる妹のアンナを見て、マッシュ・レモン・ドットの3人が「誘拐だ!」
と騒ぎ立てます。
そんなマッシュたちに「実妹だが…」
と冷静に答えるランス。
「本当にいたんだ…」
「イマジナリーシスターじゃなかったのか…」
「でもランスくんだからギリ犯罪ですね」
などと口々に言うマッシュたち。
「兄がお世話になったみたいで、本当にありがとうございます」
と頭を下げるアンナ。
「三男を倒したことで自然と魔力が戻っていった…おかげさまでな……」
と妹のアンナの魔力が戻ったことを説明するランス。
横からドットがやってきて「おうそんなにかしこまらねぇで、シュークリームでも食えよ」
とシュークリームをアンナに差し出します。
ドットが持っていたシュークリームを奪い取り、「フレルナァ!!」
と大騒ぎのランス。
そんなランスとドットが揉み合いになる中、アンナはマッシュたちと一緒にシュークリームを食べます。
「やっているみたいだな」
騒がしい中に校長やライオ、フィンの兄レインが訪れます。
「今回の件オレから改めて感謝を伝えたいと思ってな…」
「マッシュ・バーンデッド、このオレが魔法界を代表して」
と鏡に向かって話すライオの姿を見て、「鏡に向かってしゃべってる…こえぇ…」
と言うマッシュ。
「許せマッシュ・バーンデッド、ライオさんは鏡を見つけると無条件で吸い寄せられてしまうんだ……」
「今回の件、オレから改めて」
と話していたレインもランスの後ろに見えたウサギを追いかけて外へ出ていきます。
「変な人ばかりだ…」
と冷静なマッシュ。
「マッシュ・バーンデッドよ、魔法界を代表してワシからひとつ言わせてくれ…」
と話す校長。
「世界を救ってくれてありがとう」
今までコミカルに描かれていた場面から真剣な描写に変わります。
「大きくなったのう」
とおいおい泣くじいちゃんの横で校長が話を続けます。
「オーター・マドルのやつもきっと喜んでおると思うぞ」
そんな話をしているとドアの前に立つ人の姿が見えます。
静かに立っていたのは、一番最初にマッシュと戦い神覚者になれと言ったブラッド・コールマンでした。
「あの…神覚者になれって言ったのはそもそもオレで、あの時の約束だとオレにその金品とかそういう」
とボソボソと話すブラットにシュークリームを差し出すマッシュ。
「将来ぼくが店を出す時に出す自家製カスタードとオリジナルザクザククッキー生地でつくられたとびきりおいしいシュークリームです」
と話し出すマッシュに対して信じられなそうなブラッド。
「えっ」
「将来ぼくが店を出す時に出す自家製カスタードとオリジナルザクザククッキー生地でつくられたとびきりおいしいシュークリームです」
「なんで2回…?まさかこれで済まそうとしてる…?」
「最初の約束、これで済まそうとしてる?」
「将来ぼくが店を出す時に出す自家製カスタードとオリジナルザクザククッキー生地でつくられたとびきりおいしいシュークリームです」
さすがに3回同じ言葉が返ってくることに恐怖を覚えるブラッド。
「今これを食べられるなんてすごく貴重なことですよ」
と笑顔を見せながら話すマッシュに諦めたようにシュークリームを食べ、「おいしい」
と涙を流すブラッドでした。
その後の魔法界
場面が変わり、ナレーションが入ります。
「魔法界ではマッシュ・バーンデッドが魔法を使えない者として初めて神覚者に選ばれ、魔法不全者の地位は向上」
「魔法が使えない者への偏見と差別は次第になくなり、マッシュたちはなんやかんや大変なことを乗り越えつつも」
「平和に楽しくみんなと暮らしたのでした」
勉強から逃げようとするマッシュ。
アンナの魔法の練習に付き合い、魔法にかけられながらも幸せそうなランス。
魔法の修行をするドットやマッシュグッズに囲まれて過ごすレモンなど、その後も色んなことがありつつ過ごしてきた描写が描かれています。
最後のページには真顔でピースするマッシュとそれを楽しそうに囲む仲間たちの写真が描かれていました。
まとめ:マッシュル162話最終話ネタバレ感想

ついにジャンプでのマッシュルは完結しました。
長い戦いに終止符を打ち、最終的に平和で幸せな魔法界を作ったのはマッシュの思いでした。
マッシュは神覚者としてではなく、パティシエとして自分や他の仲間たちとの幸せな暮らしを選びました。
とてもマッシュらしく、そして笑いの絶えない日々を過ごすことになるだろうと想像できます。
心が暖かくなるような終わりを迎えたマッシュル。
最初のうちは、魔法が全ての世界で筋肉を武器に戦うというめちゃくちゃな設定に「大丈夫かな?」
と思う気持ちもありました。
しかし、しっかりとしたストーリー性の中でシリアスなバトルがあり、時々入るコミカルなお笑い要素に終始楽しく読むことができました。
マッシュルが終わってしまったことは少し寂しいですが、朗報もいくつか入りました!
単行本、最終18巻が2023年10月4日に発売されることが決定しました。
さらにファンブックも企画進行中とのことで、最終巻と同時発売されるそうです。
また、アニメマッシュルも2期制作が決定されたとのこと。
今後もマッシュルが楽しめそうです!
皆さんもぜひ、いろいろなマッシュルをお楽しみください。
ジャンプマッシュルは完結しました!
単行本の発売日は2023年10月4日です。
こちらも待ち遠しい!!