みなさん、「THE FIRST SRAM DUNK」もうご覧になりましたか?
新作映画で再度注目を浴びているスラムダンクの原作は、1996年に最終回を迎えました。
この最終回は、全国大会中に突然物語が終わる、という結末でファンの中では賛否両論の意見が。
インターハイ優勝したのはどの高校?
湘北高校メンバーのその後を詳しく知りたい!
続編が望まれる中、漫画一億部販売突破した記念に「10日後」という黒板アートが公開されました。
この黒板アート、作者の井上先生が実際に描いた正式な続編にあたります。
今回は、スラムダンクの「10日後」について、ネタバレをまじえつつ紹介していきます!
もくじ
スラムダンクあれから10日後ネタバレ!
「10日後」は単行本一億部突破を記念し、期間限定的で公開された作品です。
最終巻にあたる31巻のその後、つまりインターハイを終えたメンバーたちのその後が描かれています。
タイトル通り時間は10日間しか進んでいないため、ストーリーとしてはそう進んではいません。
ですが、
- 背中を負傷した花道の行くすえ
- 三年生である赤木が引退した湘北バスケ部の光景
- インターハイを終えた対戦校の反応
など、圧巻の内容になっています。
スラムダンクって第一部終了って形で終わったんだよね。
そうそう、でもいつまでも二部がはじまらなくて・・・
そんな中公開された「10日後」はスラムダンクファンの中で伝説化されてるんだって!
スラムダンク黒板アートの場所はどこ?
![](https://sakamiwa-freestyle.com/wp-content/uploads/2023/01/名称未設定のデザイン-13-1024x576.jpg)
「その後」は、神奈川県立三崎高校の黒板に描かれました。
黒板は合併により使われなくなった校舎の物を使用。
三崎高校は合併の際に”三浦臨海高校”と名が変わりました。
スラムダンクは神奈川の学校を舞台としているため、やはり聖地も神奈川に多くあります。
スラムダンク湘北メンバーのその後は?
では最終回からメンバーたちはどのような道を歩んだのでしょうか?
湘北高・対戦校のメンバーの様子をまとめました。
※以降ネタバレを含みます
湘北メンバーその後「桜木花道」
対山王戦で背中を負傷し、病院でリハビリを続ける花道。
海岸でマネージャー、晴子からの手紙を読みます。
そこには、湘北バスケ部の近況、リハビリ王からまたリバウンド王に戻ってほしい、など花道の復帰を心待ちにする言葉がつづられていました。
リハビリ担当医から日本人初のNBA選手が出たことを聞き、自分もNBA選手になりたい、と漏らします。
医者の
「なれるの?」
という言葉に対し、
「天才ですから」
と返すあたり、花道の強靭な精神力は健在のようです。
そして、晴子に自分はリハビリ界の頂点に立ったという手紙を返します。
湘北メンバーその後「三井寿」
三年生でありながら湘北バスケ部に残った三井。
早朝から体育館に出向き、シュートの練習を黙々とこなす様子が見られます。
建前では、
赤木(ゴリ)が抜けた穴埋めをしないと次の対戦校”海南”に太刀打ち出来ないから
と説明していますが、
赤木と違って勉強が出来ないため、バスケで結果を残しスポーツ推薦を取りたい
と言うのが本音のようです。
「なぜ俺はあんな無駄な時間を・・・」
と、グレて勉強しなかった二年間を後悔している様子です。
湘北メンバーその後「安西先生・彩子」
![](https://sakamiwa-freestyle.com/wp-content/uploads/2023/01/名称未設定のデザイン-16-1024x576.jpg)
安西先生は医者の薦めによりジョギングでダイエットを始めた様子。
そこに同じようにジョギングをする彩子の姿が・・・
どうやら彩子もダイエット中のようです。
お互い見られたくない姿を目撃してしまい、気まずそうに進路を変えます。
湘北メンバーその後「流川楓」
![](https://sakamiwa-freestyle.com/wp-content/uploads/2023/01/名称未設定のデザイン-17-1024x576.jpg)
最終巻で全日本高校選抜メンバーになった流川。
以前から決めていたアメリカ留学に向け英語の勉強をする姿が描かれています。
湘北メンバーその後「赤木・小暮」
元キャプテンの”ゴリ”こと赤木は3年のため部活動を引退し勉強に専念します。
しかしバスケのことで頭がいっぱいで気が散りっぱなしの様子。
同じようにバスケの事が気になる元副キャプテン小暮。
二人とも引退後も湘北バスケ部が気になって仕方がない様子です。
湘北メンバーその後「宮城リョータ」
新キャプテンの宮城は授業を抜け出し屋上で読書、と相変わらずの自由っぷり。
何やらビジネス書を読み、赤木ばりの鬼キャプテンになるべく勉強中のようです。
湘北メンバーその後「桑田・石井・佐々岡」
一年の桑田・石井・佐々岡は、赤木が引退し、一つ空いたレギュラー枠を狙い練習に打ち込んでいます。
翔陽高校
南海に次ぐバスケ強豪校、翔陽高校にもインターハイ後変化が。
花形はトレードマークであるメガネを変え、長谷川は坊主頭に。
次いでエースの藤真はイメチェンをはかりヒゲを伸ばしたものの・・・
後輩の伊藤に
「そんなの藤真じゃないや」
とショックで逃げ出されてしまいます。
変化と言っても容姿の変化のようですね(笑)
陵南高校
湘北のライバル校の一つ、陵南高校では仙道が新キャプテンに就任。
前キャプテンの魚住は板前になりますが、時間をぬいながらバスケ部に寄り、後輩たちの動向をチェックします。
悪い予感の通り・・・魚住は部活をサボり釣りをする仙道の姿を見つけます。
また、福田と越野もキャプテンの交代についてヤキモキしている様子。
海南大付属高校
インターハイ予選の対戦校、海南付属高校。
10日後では、陵南高校の相田彦一の姉が海南の偵察に来ました。
彦一の姉は、
牧がサーフィンに熱中している姿
犬と張り合うように走るも、途中でこけ、犬に追い抜かれる清田の姿
がありました。
そして、そんなメンバーを尻目に黙々と走りつづける神の姿を見つけ、海南付属の強さの理由を知るのでした。
田岡・高頭監督
陵南校の田岡監督、海南付属校の高頭監督は神奈川国体について話し合いをしています。
例年は海南の選手のみ出場でしたが、今年は数校の強豪校からメンバーを選抜することに。
また、どちらが監督になるのか火花を散らしています。
山王工業
湘北戦ではじめて敗北を知った山王工業にも大きな心境の変化がありました。
沈んだ顔のキャプテン深津に、野辺は
「湘北戦は終わったんだ」
と諭します。
ですが、深津は語尾の”ぴょん”を”ぴにょん”に変える事を考えていただけでした。
野辺はつかみどころのない深津に
「バスケに関しては誰よりも尊敬している・・・」
と呆れがちに思うのでした。
河田は、同じく山王バスケ部の弟美紀夫に
「山王に入ってはじめて負けた」
と湘北戦を振り返るセリフを口にします。
沢北が抜けた分、弟の美紀夫を鍛え戦力にしようと考えている様子。
![](https://sakamiwa-freestyle.com/wp-content/uploads/2023/01/名称未設定のデザイン-18-1024x576.jpg)
その頃、沢北はアメリカ行きの飛行機で英語を勉強中。
が、意味も分からぬまま”Yes”と答え、ワインを注文してしまいます。
桜木軍団
一方、花道軍団は花道の試合が無いため暇な様子。
ぼんやりと空を眺める彼らもそれぞれの道を模索しているようです。
スラムダンク最終回から10日後ー続編はどこで読める?
黒板アートという形で限定的に公開された「10日後」ですが、
「あれから10日後」
として一冊にまとめられています。
また、「Switch 」2005年 2月号にはイベント風景と共に全コマが収録されています。
調べたところ、電子書籍化はされておらず、漫画サイトでも配信は無いので購入して読むしか手段はなさそうです。
なお、10日後を再現したイベント限定品”黒板カード”は入手経路が限られていて、伝説の商品と言われています。
まとめ:スラムダンクあれから10日後ネタバレ!
![](https://sakamiwa-freestyle.com/wp-content/uploads/2023/01/見出しを追加-1024x576.jpg)
黒板アート、10日後はたった23コマながらメンバーたちのその後を上手く表現した圧巻の一作でした。
インターハイ後それぞれの道を選ぶ彼らですが、バスケにかける熱い思いは同じなのがひしひしと伝わるストーリーですね。
また、作者の井上先生は
「山王戦以上の展開は望めないので一番盛り上がるところで最終回にした」
とコメントしており、続編は期待出来ないことが広まっていました。
そんな中公開された”10日後”はスラムダンクファンたちを驚かせるほど異例の作品なんです!
最終回から25年以上経つスラムダンク。
大幅な続編は望めなくとも、黒板アート”10日後”のようにメンバーたちのその後は少しずつ明かされていくかもしれません。