1996年に原作、井上雄彦先生の大人気漫画「スラムダンク」
数多くのファンに惜しまれながらも31巻で最終巻となってしまいました。
2022年には映画化もされて、原作の続きなのかと期待をしていましたが、残念ながら違いましたね。
なぜ、2022年に映画化された内容が漫画の続きなのかと期待したかというと、31巻の最終回が、かなり盛り上がっていたのに終了してしまったからです。
なぜ、「スラムダンク」は一番盛り上がっていた時に最終回を迎えてしまったのでしょうか?
ファンの間では、中途半端感があり、終わり方がひどい!
最終回が微妙!
と疑問が残っています。
人気漫画では突然打ち切りになってしまうことはよくあることですが、実際はどうだったのでしょうか?
この記事では、
スラムダンク最終回ひどい終わり方の理由はなぜ?
最終巻が微妙で打ち切りになった真相を調査していきます!
もくじ
スラムダンク最終回がひどい?
スラムダンクの漫画の終わり方がひどい理由をお伝えする前に、主人公の「桜木花道」がバスケをするきっかけをおさらいをしていきましょう!
ヤンキーの「桜木花道」は女子にモテたいために、バスケのルールも知らずに入部します。
そのきっかけになった「赤木晴子」は「花道」に『バスケは好きですか?』
と声をかけます。
全くの未経験者だったのに、花道は『大好きです!』
と答えてしまいます。
バスケ部に入部し長続きはしないだろうと思われていましたが、周りのサポートがあり続けていくことになります。
花道は練習の中でも基礎練習が苦手でしたが、シュートに関しては楽しかったようで、「スラムダンク」の漫画の象徴である『シュート』を得意とするようになります。
そんなヤンキー『桜木花道』が練習を続けていくうちにバスケが好きになり、練習試合からインターハイまで出場し経験を積んでいく、熱いスポーツ漫画です。
スラダンのシュートは見せ場であり、誰もがバスケをやってみたい!
と憧れを持って始めた方も多かったようです。
しかし、スラムダンク漫画の終わり方がひどいと、ファンの間では噂になっています。
スラムダンク漫画の終わり方は?
最終回を見ていない方はネタバレが含まれますので注意してください!
最終回は意外とあっさり終わってしまい、読者も
「え?これで終わりなの?」
と感じた方が多いですよね!
それは、湘北と絶対王者の山王工業が、インターハイ2回戦で戦います。
湘北は逆転勝利を収めます。
そのまま3回戦に突入しますが、相手は「愛知学院」
ストーリー的に、読者はこのまま勝ち進んでいくことを期待していましたが、力を出し尽くした湘北はまさかの敗退。
インターハイは終わりましたが、山王戦の時に花道は背中を痛めてしまい、学校を休み治療に専念します。
宮城リョータが新キャプテンになり湘北は新体制でスタートを切ります!
桜木はリハビリが終わって戻ってくることを、バスケ部員は待っています。
そんな中、晴子からの手紙を受け取りリハビリを頑張ろうと心に決めます。
その後も描かれると期待していた読者ですが、この場面で漫画は終わっているんですよね!
花道が復活して、日本代表まで、そこまで行かなくても卒業するくらいまでは続けて欲しかったですよね。
スラムダンク打ち切りの理由とは?
人気絶頂の中最終回を迎えた漫画のスラムダンクですが、なぜ中途半端なところで終わってしまったのでしょうか?
人気が低迷していたり、作者が病気になったりと打ち切りになる場合はそのような原因が考えられるのですが、スラムダンクは他の作品と打ち切りになった状況が違うようです。
スラムダンク漫画打ち切りになった真相①井上先生の意向
井上先生は、スラムダンクの漫画終了についてコメントを残しています。
「インターハイの組み合わせを作った時点で山王戦が最後と決めていた」
「トーナメント表を出したからには決勝まで行くっていう決まった道はもう進みたくない」
「前の試合よりもつまんない試合は絶対描きたくない」
「山王戦より面白い試合は描けないと思っていた」
「テンション高いところで終わらないと、作品にとって不幸になっていく」
井上先生は、「山王戦」を最後にしようと考えていましたが、編集部は反対していたそうです。
スラムダンクの数ある名試合の中で、「山王戦」は伝説回と言われるほどの試合です。
編集部側は、人気絶頂の作品を終わりにしたくないですよね!
しかし、井上先生は『山王戦が最後』という強い意向があ離ました。
両者の考え方にすれ違いがあり、スラムダンクが打ち切りになってしまったと言われています。
スラムダンク漫画打ち切りになった真相②版権トラブル
編集部との間で、ゲームなどの版権トラブルがあったと噂があります。
当時、花道たちが敗北せずもっと勝ち進む予定だったはずが、作者と編集部の意見が割れてしまいトラブルになったと言われています。
あくまで噂話ですが、集英社から何かしら言われた部分があったのかもしれません。
版権トラブルがあったとしたら、今季の映画は上映されていなさそうですし、その後の漫画も描かれていないので、版権トラブルの可能性は低そうですが、何かしら関わりはありそうですね!
スラムダンク最終巻の終わり方がひどい!
ラムダンクの最終回がひどいと言われている理由は、盛り上がりを見せた「山王戦」でその後がなかったからです。
そして、花道のシュートが「ダンクシュート」じゃなかったことです。
漫画の中で、シュートの練習の場面が描かれていましたが、一度も「ダンクシュート」の練習場面は描かれていませんでした。
しかし、最終回くらいはおもっきり決めてくれるのかと思っていたら、キレイなフォームでジャンプシュート!
「スラムダンク」で描かれた最後のシュートになります。
なぜ、「山王戦」をラストに持ってこないで敗退した「愛知戦」をラストにしたのか?
読者は続きがあるものと期待していたので、残念・微妙という声が上がっていましたね。
スラムダンク漫画の最終回ダンクシュートじゃない理由は?
「花道」がバスケを始めるきっかけとなったダンクシュート。
なぜ最終回をダンクシュートで終わらせなかったのでしょうか?
井上先生はリアルにバスケを描くことに拘りをもっていたことが有名でした。
練習風景や試合の様子、スラムダンクはとても細かなシーンまで描かれています。
漫画を読んでいても、実際にみているような感じになります。
作中では「花道」がシュートの練習をしている場面がたくさん描かれています。
その中でも「ダンクシュート」だけは漫画の中では描かれていません。
「花道」は持ち前の身体能力でダンクは当たり前にできるが、基礎練習でしっかり学んだシュートを最後に描いてきた井上先生の気持ちが出ていますね!
「花道」がシュートを練習し始める場面で、『左手は添えるだけ』という教えてもらっているセリフを覚えていますか?
山王戦の残り2秒の場面では「花道」が『左手は添えるだけ』という言葉を思い出しながらジャンプシュートを決める姿は、今までの基礎練習を耐えてきた努力が垣間見えた瞬間ですね!
努力しないでできるダンクと、努力をしてシュートを成功させた「花道。」
最大の努力とも言える2万本の特訓が実を結んだシーンでしたね!
まとめ:スラムダンク最終回がひどい?
スラムダンク最終回がひどい?
終わり方や漫画の打ち切りの理由を紹介してきました。
今回調査した結果、終わり方がひどいと噂になっていたのは、井上先生の意向でした。
出版社との関係もあるかもしれませんが、井上先生のバスケ漫画へのこだわりが詰まった作品だったんですね!
続きが読みたいと思う方も多いとは思いますが、山王戦より良いものは描けないと言っていました。
詳しくは、「漫画がはじまる」に記載されています。
そして最後に、
現在「スラムダンク」2及び続編の予定はございません。
しかし、井上曰く「描きたい欲求が自分の中に自然に出てくるのを待っている状態。誰かにやらされるものではなく、自分が楽しんで描いてこそのスラムダンクなので、そういう気持ちでとりくめる時がきたら、第2部があるかもしれません。」
(00/6/15放送 NHK総合テレビ「トップランナー」出演時の本人コメントより要約)
第2部ではありませんが、映画も公開されて話題になっていますね!
スラムダンクを見るのが初めての方も、リアルタイムで見ていた方も今も楽しめる作品になっていますので、ぜひ漫画やアニメも見返してみてはいかがでしょうか?